ムダな共振音を打ち消して高忠実な音成分を取り出す「音忠実再生技術」

ムダな共振音を打ち消して高忠実な音成分を取り出す「音忠実再生技術」 1

ノイズキャンセリング技術の応用というわけですね。わかります。

ボリュームを上げるとスピーカーのエンクロージャーやスタンド部で発生する共振。これはスピーカーの音を濁らせる大きな要因ですが、東芝、京都大学大学院、有限会社アクティモは共同で、雑味となる共振音逆位相の音をぶつけて打ち消す技術を開発したそうです。

基礎実験ではスピーカーユニットから発せられた原音以外の音を90%以上低減させることを確認。近い将来、この技術はREGZAやdynabookなどに搭載されていくのでしょうが、楽器などへの転用も面白そう。イヤな胴鳴りをしちゃう弦楽器でも、純粋無垢な弦の音だけを取り出せるようになるのかもしれないのですから。

もちろん同技術を導入したステレオスピーカーの登場も願いたいところ。時間軸方面の高忠実再生を狙ったタイムドメインスピーカーや、エンクロージャーの鳴りが魅力となっているTANNOYのモデルと並べて、同じ音源を聞き比べてみたいですね。

東芝など、補助スピーカーを用いた「音忠実再生技術」を開発[日経プレスリリース]

(武者良太)

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