ニコンのデジカメを、6000円の気球で高度3万メートルの成層圏へ打ち上げ!
掲載日時:2009.04.03 11:00
あっさりとティーンエイジャーが成功させちゃったみたいですよ!
スペインはカタロニア地方の学生4人組が、クラスの先生の指導の下で、イチから自分たちで作り上げたシステムを気球に搭載し、宇宙空間に近い上空からの写真撮影に挑んでしまいましたね。さすがに着陸のことまでは深く考えてなかったので、激しく地上に激突する形で帰ってきたシステムは、すでに再起不能の状態だったそうですが、それでも、残骸の中から無事に救出されたSDカードには、数々の美しい撮影ショットが…
それでは、学生たちの夢を乗せた気球からの、貴重な成層圏フォトギャラリーを、どうぞ続きにてご覧ください。
わずか60ドルで仕上げることができたというラテックス製のヘリウム気球は、全長2メートルというコンパクトサイズに膨らみ、1.5kgの積載量の撮影システムを上空に運び上げることが可能。撮影システムには、77ドルで購入した「Nikon Coolpix」デジタルカメラが採用され、ここに数々のセンサーやコンピューターを連動させて、一定時間ごとに上空での自動タイマー撮影を繰り返す仕組みになっていたんだそうですね。
実際に上空へと舞い上がった気球の現在位置などは、Google Earthを活用してトラッキングできるように工夫がなされていましたよ。いざ、見守る学生たちの期待を胸に、勢いよく地上から飛び立った気球は、毎分885フィート(約270メートル)の速度で、どんどんと上昇していきました。
「本当のところは、飛行機が通る高度3万フィート(約1万メートル)の上空にまで達することができれば、もうかなりの成功だななんて、最初は考えていたんですよ。でも、その高度を超えても、まだまだ気球が上昇を続けていきまして…」
上昇高度に応じて、気球自体も、さらに膨らみを増していく機構が採用されており、最終的には全長9.5メートルにまで膨張! 元々は予想だにしていなかった、10万フィート(約3万メートル)を超える成層圏にまで到達したことが確認されたそうですよ。
まさか宇宙に近い場所からの貴重な撮影フォトまで大量に入手できるなんて、そこまでは夢にも思っていなかったという当の学生たちは、すでに海外からも注目の的なんだとか。遠くは米国の大学からもエールが送られ、このプロジェクトについての詳しい情報提供のリクエストが送られているようですね。
まぁ、なんといいますか、さすがは学生たちだなって感じの、やや詰めの甘い部分もあったりはするんですけど、その抜群の発想と技術力で、こんなにも安価に成層圏からの写真撮影システムを作り上げちゃったことの意義には、非常に大きいものがありそうですよね。今回のプロジェクトを研究報告にまとめた後は、さらなる次のステップのプロジェクトへの挑戦も期待されているとのことですよ。
やっぱり次は、日本の学生にも、こういう驚きのアイディアで勝負してもらって、世間を沸かせてみてほしいところではありますね。新年度がスタートしましたけど、ギズモード編集部では、学生の皆さまからのフレッシュな興味深いプロジェクトの投稿なんかも、どしどし応援して紹介していきたいと思ってますんで、どうぞよろしくお願いいたしますね。
[Project Page via Telegraph and boingboing]
Mark Wilson(原文/湯木進悟)
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3万メートルじゃ成層圏じゃないですよ
どうやって回収したんだろう。
風船おじさんの見た景色がこれだったのか!!
カタロニア語→英語訳の報告ページを読むと書いてありました。上昇・下降中に機器に搭載したGPSのデータを発信するように製作。送信されたデータを地上のノートPCでGoogle MAPと照合するようにして位置を把握し続けた。パラシュートで下降した機器の位置を見つけ出して、機器を回収したようです。ほぼ1年間かけ、教師の手伝いも得て達成した快挙ですね。
>1
30kmだから成層圏だよ
>2
ココセコムみたいなGPS発信機付けてたんじゃないの?
メガスターの中の人が大学生の頃やりたかったことをやった学生がいるんですね
なかなかやるな