今どき驚きホームレス最新事情! ケータイでブログ更新&会社では出世街道を爆走中

今どき驚きホームレス最新事情! ケータイでブログ更新&会社では出世街道を爆走中 1

えっ、もしや隣の会社の同僚もホームレスなの?

これからはホームレスの人々へのステレオタイプな偏見なんて捨てちゃったほうがいいのかもしれませんよ。こうやって炊き出しの現場でボランティアに励むミシェル・オバマ大統領夫人を、いきなりポッケからケータイなんぞ取り出しつつ、激写しちゃう人が後を絶たなかったのだとか。

ええっ、ハイテク武装してるホームレスの人が増えてるんですか? そう不思議に思っちゃったギズ読者の皆さま、すでに海外では当然のようですよ。ワシントンポスト紙が明らかにした、知られざるホームレスの驚くべき高度なITライフの実態を、どうぞ続きにてご覧くださいませ。

 まさかあなたの家に隠れ住んで充電してるわけではないんでしょうけど、このほど、米国の首都のワシントンD.C.で非公式に実施された、ある最新調査によりますと、コロンビア特別区内に住まうホームレスの人々のうち、多めに見積もるならば、実に45%もの人が、携帯電話ユーザーであることが判明したそうですよ。最もよく使うのは、ケータイのデジカメ機能なんて回答者も少なくなかったそうですが、Eメールアドレスを住所代わりにして、うまく就職活動なんかに励んでる人とかも目立つんだとか。

おまけに、わりと高度なブログなんかも、まめに投稿して運営しちゃってるホームレスの皆さんもいるそうですよ。中には、ストリートでの生活をリアルタイムに更新する内容が受けて、「On the Clock with Eric Sheptock」だとか、「Better Believe Steve」などなどでは、注目ブロガーまで登場してきたりしてますね。洒落たミュージックが流れ、動画まで公開しちゃって、リアルなホームレスライフを綴ったブログなんて見ちゃった折には、自分のブログ更新のショボさが恥ずかしくなっちゃったりするやもしれません。あと、ホームレスブロガーの間で最も人気の話題は、ガチンコ政治学についての討論なんだそうですよ。意外とレベル高いっすよね…

なんのなんの、これだけで驚いてちゃいけませんよ。極めつけの圧巻サクセスストーリーまで、ちらほら聞かれたりしてますね。例えば、42代男性のクリスさんへのインタビューに注目してみましょう。

クリス : 「ファミリーネームは、悪いけど匿名ってことでお願いしますよ。勤め先にバレちゃったら元も子もないんでね。」

レポーター : 「あっ、どうも承知いたしました。ところで、お勤め中とのことですけど…」

クリス : 「あぁ、そうなんですよ。上司には、なかなか家にいないことが多いからってことにしといて、携帯電話の番号を真っ先に伝えてあるんでね。おまけに、よく緊急に出勤を依頼される電話がかかってきたりするんですけど、見てのとおり、帰る家があるわけでもないし、いつでもフリータイムは限りなく自由だから、残業であれ、特別出社であれ、なんだって気前よく応じちゃうでしょ。そしたら、なんか社内では、ものすごいスピードで出世しちゃってたりしてるんですよね」

レポーター : 「それはすばらしいですね! でも、会社の皆さまは、ここのストリートでの生活のことは、ご存知なんですか?」

クリス : 「いやぁ、だから、最初に断っておいたように、上司も同僚も、まったくボクのホームレス生活のことなんて知りませんね。いつも小ぎれいな格好で会社に出てきたりするもんだから、たぶんボクがホームレスだなんて、夢にも思ってないんじゃないかなぁ」

レポーター : 「そうですか…。かなり驚いてしまいました」

クリス : 「携帯電話さえあれば、いつだって不自由することもなく、気ままに家に帰らずに暮らせる、本当に便利な時代になりましたよ」

レポーター : 「でも、ほら、食事とか苦労しますでしょ?」

クリス : 「いやいや、それがね、思うほどには大変じゃないんですよ。ケータイがあったら、クーポンとかポイントなんて集めて、お得に美味しい物にありつけちゃったりしますしね…」

う~む、そんなもんなんですかね。かなり信じ難い話なんですけど! でも天下のワシントンポスト紙のレポートだったりしますし、こういう時代になってきたのかなぁ。

あっ、でも、そういやね、駅前のホームレスのおじさんたちが、ケータイなんて普通に使ってたりするのを目撃しちゃったことがあるぞ…

[Washington Post, Image: Martinez Monsivais/AP]

matt buchanan(原文/湯木進悟)

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