NYに原爆投下...していたかもしれないナチスのステルス爆撃機(動画あり)
掲載日時:2009.07.05 15:00
ナチスか宇宙人か、はてまたナチスの宇宙人が復活し、ノースロップ・グラマン社が米カリフォルニアに抱えるトップシークレットの用地に侵入しちゃってる?
...と思いきや。これは同社エンジニアが爆撃機「ホルテン Ho 229」のアンチレーダー機能をテストしてる場面です。結果は「これが実現してたらすべてが変わっていたかもしれない」くらい恐ろしいものだったそうですよ?
ドイツがブリテンの戦いに敗れた原因のひとつ、それは英国の優れたレーダーでした。そこで、ドイツ空軍率いるヘルマン・ヴィルヘルム・ゲーリング総司令官はホルテン兄弟に、ドイツ空軍を優勢に転ずる何かを開発するよう命じた。で、兄弟が思いついたのが大戦当時では最新鋭の、他の飛行機の30年先をいく爆撃機「ホルテン Ho 229」です。幸い実戦に影響を及ぼすほどの生産数には至らなかったのですが。
ご覧のようにこれまで世に出た他のどんな飛行機とも違い、その姿はまるで遠い宇宙から飛来した地球外の物体のようです。

ノースロップ・グラマン社のブラック・オペレーション(闇任務)担当エンジニアと言えば普段は、米空軍のB-2ステルス爆撃機(Ho 229のデザインの後継)(動画)なんかの日常業務をこなしている人たちですよね。その彼らが今回、唯一生き残った機体の残存部を分析し(またかい?)、組み立て直し、ステルスの性能をテストしたというわけです。こんな実験はおそらく初めてではないと思いますけど、今回はナショナル・ジオグラフィックのTVドキュメンタリー撮影のために特別に行いました。
いざ調べてみると、ヒトラーも既にHo 229の中にステルス爆撃機は持っていたようなんです。その飛行機はレーダー吸収を高める木材・カーボン、胴体に統合されたジェットエンジン、ブレンデッドウィングボディを持つお陰で、英国のレーダーシステムに探知されてから8分でロンドンに到着できた。それに引き比べ、他の飛行機は、探知されてから攻撃目標まで到着に19分もかかるので、スクランブル攻撃をかけ敵機を撃ち落とす時間的余裕を英国空軍(RAF)戦闘機に与えてしまうんですけど、このHo 229は迎撃が完全に無理ではないにせよ、ほぼ不可能だった。
しかも恐ろしいのが、仮にドイツにあと1年か2年の猶予があったら戦況はガラリと変わっていた可能性もある、ということ。対イギリス戦線のみならず、米国・旧ソビエトとの戦いにおいても。というのもホルテン兄弟、実はこのHo 229をベースとするもうひとつ別の設計構想も温めていたのです。
それがこの大陸間戦略爆撃機、Ho 18です。
![]()
翼幅142フィート(43m)。この爆撃機が承認申請されたのは、1944年です。完成していればベルリンからNYCまで給油抜きに往復できるはずでした。同じブレンデッドウィングボディ(BWB)と、6基のBMW 003Aか8基のJunker Jumo 004Bターボジェットを搭載するお陰で。 ドキュメンタリーでも流しているように、ナチスが仮に1946年まで戦局を持ち堪え、計画通り核爆弾を開発していたなら、あるいはこのHo 18がエノラ・ゲイになっていたかもしれないんです。

でもうれしいことに、「if」は幾重にもあった。そして連合国は手遅れになる前にノルマンディー侵攻を決断したから、今こうして僕らも、妙な格好してかぎ十字拝んでちょび髭生やさずに平穏無事生きていられるってわけですね。-Life is good。
[Fight Global--Ho XVIII A renderings ]
Jesus Diaz(原文/訳:satomi)
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コメント(12)
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>いざ調べてみると、ヒトラーも既にHo 229の中にステルス爆撃機は持っていたようなんです。
…どゆこと?www
このデザイン、宮崎アニメで見たような、見てないような・・・
妙な格好してかぎ十字拝んでちょび髭生やさずに済んだ代わりに、自由の名の下に強者が全てを吸い上げる仕組みを作り、気に入らない国には難癖をつけて戦争を仕掛ける事が平気になってしまったんですね。
いやいや、当時の技術じゃ全翼機の機体制御なんて無理だったんじゃ・・・
今まで全翼機が実用化できなかったのは姿勢制御や安定性確保が困難で、操縦技術での対処だけでは無理があったからと聞いとります。B−2はコンピューターによる自動制御のおかげで実用化できたと。
当時のドイツの国力なんかも考え合わせると、記事の言う「if」は杞憂にすぎんでしょうね
スカイクロラで似たような爆撃機でてたなあ
ナチスの技術はすごいな。当時世界一の科学先進国だったんだろうね。ただ、政治的に2正面作戦を行ったから失敗したんだよな。ボクはドイツが帝政のままだったらどうなってたか興味があるよ。ドイツがナチ化しなかったら、純粋な文明先進国として世界の先頭に立っていたんじゃないかな。
日本としてはドイツに勝って貰った方が有難かったような。。
"ふぉん"さんへ
これ未来少年コナンのギガントですよね。ノースロップのフライングウインも凄いけどと思ったけどこんなのがあったんですね。
”匿名さん”へ
スカイクロラには大戦中の実験機”震電”そっくりの機体が出てきます。
ノースロップといえば、フライングラムなんつー無茶な全翼機もありましたな
いんこぐニートさん(2009.07.06 02:38)へ
いやいや何せナチスでしたから出来ていたかも知れませんよ。
制御の難しい全翼無補助翼機でも、気流の安定した高高度に、ある程度の対流速度を持って達することができれば、コンピューター無しでも何とかなったかも知れません。
すると、当時は大掛かりな作業を行う際には当たり前であった「捨て物」の発想を適用することができます。
例えば、日本のジェット特別攻撃機「桜花」は、事実上の有人巡航ミサイルでしたから、自力離陸ができず爆撃機に腹抱きにされて離陸し、エンジンも点火したら燃料が燃え尽きるまで打ちっぱなしという宇宙ロケット張りの代物でした。
よって離陸時には使い捨て補助翼により機体姿勢の制御を行い、巡航体勢に入る際にこれを捨て、帰投着陸時にはパラシュート等を利用して低速での機体姿勢の制御が可能であったでしょう。
なるほど、そういう発想もありっちゃありですね
しかしこれだとレーダーが母機を捉えたところでスクランブルがかかるだろうから意味が無さげとか、桜花と同じく母機ごと撃墜されて「Baka」呼ばわりされるとか、やっぱりかなりリスキーな気が・・・
まあ、ステルス性に関しては開発側が意図してそうした訳じゃないから、気付くのは実際に運用した後だろうけど
やはりナチス側としてはV2の性能向上に精力を注いで、世界初の大陸間弾道弾でニューヨークを核攻撃っつうのがベターじゃないだろうか
・・・どっちにしても無茶か・・・
>> 日本のジェット特別攻撃機「桜花」
櫻花は固体燃料のロケットなので、ジェットエンジンとはエンジンの構造自体が全く異なります。
ジェット機の方は、橘花です。