アップル社内の企業秘密管理は『異様』

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アップルと言えば秘密主義。シュタージも真っ青な内部情報統制の話はみなさまもご存知だと思いますけど、まさか社員がダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)のLARPみたいな格好して働いてるとは...驚きです。

先月WSJのジョブズ肝移植手術のスクープ報道では、ソースの記述が無くて、取引終了後の金曜深夜だし、役員にしか知りえない内容だったことから「社内からのリークじゃ?」と騒がれましたが、蚊帳の外で面白くなかったんでしょうか...。NYタイムズが早速こんな記事を出し、今はどの会社もブログやTwitterでオープンな対話を求めているのにアップルはブログはおろか、社員が外の人間にちょっと社内のこと話しただけでクビだ、どうかしてる、とグリグリ叩いたんです。

記事には昨年退社した元iPhoneタッチスクリーン技術担当Mark Hamblinさんも登場し、「社員みんなが機密パラノイア」、「あんなものは他の会社で見たことない」と証言。記者自身も、普段は口の軽い会社の上の人もCEOの健康問題になると口を堅く閉ざしてしまう、と紹介しました。

で、目に留まったのが以下の製品テストんとこです。

 

アップルの秘密主義はいつものPR戦略というだけではない。もはや企業カルチャーに焼き込まれたものなのだ。トップシークレットのプロジェクトを担当する社員は、迷路のような警備のドアを通り抜け、社員バッジを何度も何度もスワイプし、そして最後に数列コードを入力してやっと自分のオフィスに入れたという。これは、その分野の担当だった元社員の証言だが、仕事場も複数の監視カメラで見張っているのが普通だったそうだ。

...まあ、ここまでならどの会社でも当たり前に行われていることですよね。社員バッジ(←社章ではなくIDカード)もそれがないと格好つかないぐらい通勤着と万年一体だし。でも、これは?

最も重要な製品のテストルームで働くアップル社員は、そのデバイスをいじる間、黒いマントでそれをすっぽり覆わなくてはならなかった。また、端末が表に出ている時は、他のみんなが普段以上に警戒を強めるよう赤の警報ランプを灯して注意を促さなくてはななかったと、彼(元社員)は語る。

これは...ついていけないような気がします。でもアレですよね、このやり方でちゃんと結果出してるんだから。...いや待てって。

[NY Times]

Adam Frucci(原文/訳:satomi)

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