モトローラのソーシャルなAndroid携帯「Cliq(DEXT)」徹底紹介! グーグルの反応は?(動画&写真)

モトローラのソーシャルなAndroid携帯「Cliq(DEXT)」徹底紹介! グーグルの反応は?(動画&写真) 1

コンピュータが携帯になったのがiPhoneなら、今月発表になったモトローラ初のAndroid携帯「Motorola Cliq(米国外はMoto DEXT)」は、通信端末という原点にかえった携帯です。

Androidといえば、HTCの「G1」、「G2」、もっと格好いい「Hero」が先行していますけど、ソニエリの「Rachael」ではUIの洗練度が話題になりました。

そしてこのCliq。

起死回生を図るモトローラが打ち出す、Androidを使ったSNS中心のアプローチ。例えば、Twitter、Facebookなどソーシャルアプリと連絡先は全部トップ画面に一本化され、もはやアプリの起動すら必要ないんです。グーグルもこれには関心を示しており、今後ほかのメーカーさんの追随も予想されます。

というわけで、日本デビューは「?」ですけど、注目のソーシャル携帯「Cliq(DEXT)」について知っておくべきことをザックリおさらいしておきましょう!

ソフトウェア

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Motorola Cliq(Moto DEXT)一番の注目は、通常のAndroidケータイが持つ諸機能に加え、独自のSNS中心のソフトウェアとサービスを独自のUIでまとめた、いわゆる「Motoblur」です。

Motoblurはメール、Twitter、Facebookなどのアカウントにログインし、そこからコンテンツを拾って1本のフィードにまとめ、携帯のフロントページに流してくれます。ホーム画面にウィジェットが右から左からポップアップしてきて、気になるメッセージやアップデートがあれば、ワンクリックで返事も可能。 将来モトローラが出すAndroid対応のスマートフォンにも搭載となるようです。

[主な機能]

• HOME画面はカスタマイズ可。「Happenings」、「Status」、「Messaging」のウィジェットにステータスやメッセージが全部流れてくる

• RSSニュース専用ウィジェットもカスタマイズ可

• Facebook、MySpace、Twitterのダイレクトメッセージも送信可

• アドレス帳には仕事・プライベート・SNSの連絡先を全部シンクできる

• 送信者IDには名前、電話番号、ステータス、プロフィール写真も

• MySpace、Photobucket、Picasa、Facebookで写真を共有

HTCのSense UIはスキンですが、Motoblurはスキンというよりはウィジェット集ですね。ホーム画面は「Happenings」と「Messages」にほぼ占領されてて、「Happenings」にFacebook、Twitter、Myspaceのアップデートが全部集約されてきます。対応サービスはとりあえずこの3つですが、モトローラ社によると他のソーシャルネットワークのプロトコルも超簡単に追加できるそうですよ? 

ソーシャルネットワークの統合化は本当に深いところまでなされており、例えばあるソーシャルネットワークのコンテンツをクリックしたとしますよね? するとその相手の入ってる全ソーシャルネットワーク別連絡先が出てくるので、そこからどれかひとつ選んで連絡が取れるんざます。

使い慣れたAndroidアプリは全部使えるし、ホーム画面にドロップもできます。

因みに、電話が盗まれたら、その携帯からリモートで全データを消去し、新しく買った携帯に全部修復できますよ。

UIスピードは既存のAndroid携帯(IonとかHero)並みで、iPhoneとかPreほど速くはないですけど、トランジションはナイスで、ギクシャクしたりは全然ないです。加速度センサはiPhoneよりやや遅め。でも差はそれほどでもない感じです。

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ハードウェア

 

グーグルAndroid OSをベースに、3G接続機能とターン・バイ・ターン指示つきのGPS、スライドアウト式のQWERTY配列のキーボード、5メガピクセルカメラを装備。カメラはオートフォーカス付きで、毎秒24か30フレームのビデオ録画も可能です。

何故かWi-Fi接続はついてません(←製品情報には記載アリ)。3Gか、Bluetooth 2.0+EDRだけです。ストレージも2GBのMicroSDカードしかついてなくて...。これはでも、自分でいつでも32GBに拡張できますし、そのぶん安くなるんでしょうかね? 価格は未発表ですけど...。

外観は写真から想像すほど大きくはなく、HTCのG1よりさらに薄型です。正面には電話発信用ボタンがなくて、Menu、Home、Backと3つのボタンがついてます。Menuボタンを長押しするか、 テキスト入力の領域までナビしていくとソフトキーボードが出てきます。短文や片手入力の際には重宝しそうですね。

トップには3.5mmのヘッドフォン専用ジャック、右には電源およびカメラのボタン、左にボリュームロック、サイレントスイッチ、microUSB充電スロット。スクリーンはなかなか良い感じで、明るくて反応もキビキビしてます。これはHTCのAndroidケータイと同じですね。

違いはキーボード。これは頑丈で、打ち心地も良く、カード、連絡先その他のナビに使えるD-padも左についてて、将来ゲームに使ったら便利そう。 キーの間隔も程よく、G1のナビしづらさがないので、キーボードに関しては今まで見たどのHTC端末よりも上です。

カラーはホワイト、チタンの2色。

背景音うるさいですが、ハンズオンの動画です。;

ボケボケですが、公開直後のギャラリーです。;

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こうしてメーカーさんが特定の市場にターゲットを絞って作れるんなら(このCliqはソーシャルネットワークなしには生きていけない人)、そのうちビジネスプロフェッショナルが集うSNS「LinkedIn」に加入マストのビジネス用Androidケータイとか、メール主体のAndroidケータイとか、いろんな可能性が考えられそうです

グーグルも興味津々

Cliq発表をAndroid開発元グーグルはどう見てるんでしょう? 同社モバイルプラットフォーム部門VPのアンディー・ルビン(Andy Rubin)さんを捕まえて感想を尋ねてみたところ、面白い話がとれました。

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グーグルとしても、こうしたソーシャルネットワーク機能はAndroid OSに一部取り込みたいと考えてるそうですよ? FacebookやTwitterをAndroid OSのコア機能として組み込み、個別にアプリを開かなくても良いようにしたい。

アンディーさんの話では、Androidみたいなオープンソースのオープンプラットフォーム事業では社内と社外の差はあんまりないので、Facebookの統合化進めるチームがどこになるかは(GoogleかFacebookか)はっきり分からないそうですけど、「CliqでやっとAndroidも1.0に漕ぎ着けた」とまで話してました(最初のAndroidは0.8だそうです)。

今回モトローラがやったみたいに、Androidの中核アプリ・中核機能をカスタマイズした独自のものに置き換える事例は今後もっと増えるだろうね、というお話でした。

[Motorola Cliq]

Dan Nosowitz、Jason Chen、Jesus Diaz(原文1原文2原文3/satomi)