iPod nano第5世代レビューします!

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買いました? まだ考え中? 迷い中のあなたにレビューを!

9月9日のIt's Only Rock and Rollイベントで発表されたiPod nano第5世代。前モデルからかなりジャンプした機能満載でうれしい限り。もちろん1番の目玉はビデオカメラですね。日本では未発売ですけど、ライバル視されているFlipと比較して一体どうなの!

さて、レビューです。

iPod nano 8GBが14800円。16GBが17800円。

前モデルより多少お安くなって、機能は増えてるんですもの。これははしゃぎます。

【ボディ】

前モデルとほぼ同じ。

変わった点は、まずスクリーン。2インチから2.2インチへ! 数字でみるとなんちゃないような気もしますが、実物みると「お!」と実感できます。ナビゲーション部分にスペースとられてて見やすいです。

解像度は240x320から240x376。ボディ自体の大きさは同じなので、縦にのびました。

でもまだ比率が16:9までいかないので、ワイドスクリーンの動画でもまだ少しレターボックス表示です。

画面は前モデルよりも明るくてシャープ。ちょっとした映像を見るのならいいんじゃないでしょうか。

スクリーンが大きくなって嬉しいのですが、全てを手にいれるっていうのはなかなか難しいものでして、スクリーンに場所を譲ったぶん、クイックホイールが小さくなってしまいました。

前モデルで扱いづらいなーと思っていた人には、なかなかつらいことに。前モデルで平気だった人は、まぁ大丈夫でしょう。

表面を覆っている酸化皮膜処理されたアルミニウムも実は若干変更されてます。製造プロセスにもう1ステップ加わったらしく前モデルよりも光沢が増してます。キラリとしてます。気のせいか前よりも軽い気がしないでもない...。

力をかけても曲がらないし、落としたってへっちゃらでした。ただ、前モデルのマットな表面よりも傷がつきやすい。鍵とかでこすれると傷が。鞄やポケットに他のものと一緒にいれる時は要注意。

残りは続きで。

 【機能】

いろいろ追加されましたからね。

まずは1番の目玉から。

[ビデオカメラ]

ジョブズ氏がイベントで発言したように、これでiPod nanoはFlip、CreativeのVado、KodakのZi6、Zi8等と肩を並べてライバルになるわけです。

さて、どんなもんでしょうか。

nanoで撮影された動画サンプルこちらのレビューでどうぞ。

光学ズームなし。写真はとれない。編集機能なし。ビデオアウトプットはあるものの、限られたケーブルのみでしか接続できない。

これは、どこもポケットビデオカメラ界はこのようなかんじです。

ただ、nanoはフォーマットがVGA(解像度640x480)のみ。他の似た様な値段のHDポケットカメラよりちょい引けを取ってます。YouTubeのようにカジュアルに動画をとってアップしたい、というぐらいならVGA以上はいらないでしょ、ということでしょうか。その分ビデオフィルター機能でアピールしてきました。iChatとかPhoto Boothで見られるのと同じような効果です。この機能、ただ楽しいだけじゃなく動画の限界をうまくごまかしてます。

ないとは思いますけど、子供の初歩きとか、2人の記念とか今後も残したい映像はもちろんこの手のポケットビデオカメラでの撮影はオススメしませんよ。

さて、撮影しようと思って気づいたのですけど、手にもつとカメラの位置が微妙。後ろの左下。

加速度センサーがついてるのでどの向きでも撮影可能。でもたぶん1番メジャーなのは反時計回りに90度に傾けて(スクリーンが左、ホイールが右にくる状態)の持ち方でしょうか。でもそうするとカメラの前に指がきちゃうんですよね。だからちょっと微妙かと。まぁ、人それぞれの持ち方次第なのですが。

いざ撮影を始めると真ん中のボタンを押すだけでいろんなフィルターを使えます。簡単ビデオとしては楽しく使えますね。

ビデオ機能の好敵手のFlipと映像を比較して見ました。(Flip Minoを使用)

・暗めの環境

暗い場所はポケットビデオカメラのかなり不得意とする分野ですが、Flipの方が断然きれいに撮れてますね。

nanoでは室内がよく見えません。

・クローズアップ

nanoのほうがシャープに撮れてますね。でも色はFlipの方が正確です。

・光のたくさん入る環境

1番使える環境ですね。室内の明るさも十分。

室内をパーンしてみました。甲乙つけがたいのですが、Flipの方が若干光の加減がきれいかなー。

nanoの方がちょっと明るさの調節がぎこちない感じ。

マイクはなかなかですよ。スピーチとかはきちんと聞けるし、10フィート(約3m)くらいなら離れてても音をきちんと拾えます。もちろん、風がゴーォっと吹けばノイズはかなり入ってしまいますけど。

では、nanoとFlipはどちらがいいの? まぁもちろんビデオだけを考えたらFlipでしょうね。ズームとかもないし。

ただ、当然ながらnanoはポケットビデオカメラではありません。カメラ付きのポータプルミュージックプレイヤーです。音楽も再生できるカメラではありませんからね。

でもFlip側は脅威でしょうね。HDじゃなくていいのなら、Flipをすでに持ってる人がnanoを買うことはあっても、その逆はないのではないでしょうか。

[FMラジオ]

やっとですね。Apple以外の他のメーカーのプレイヤーはラジオ機能あったのにね。

電波も良好。

局や曲名のデータをタグづけしておいて、後からiTunesで購入できます。

注目はライブポーズ。ラジオ番組を一時停止できます。最大15分前まで巻き戻す事が可能。

[内蔵スピーカー]

これちょっとびっくり。こんな小さなガジェットにここまでつけました。よくはいりましたね。

もちろん、そんな高品質のじゃないですけど、撮った映像をパッと見るのには十分では。

[歩数計]

歩数計機能って流行ってるのですかね?

あたし、いまいちこの機能にときめかないのですけど。でも、あって困るものじゃないですね。

Nike+シューズ、NIke + iPod Sport Kitと一緒に使えばオプション機能も使えて、ワークアウトがもっと楽しく!

[ボイスレコーダー]

内蔵マイクを使ってボイスレコーダーの役割も。音質はまぁまぁなのですが、音を拾える距離にけっこう限りが。1フィート(約30cm)離れての通常の会話は問題なし。5フィート(約1.5m)だとまだなんとか大丈夫。10フィート(約3m)だとスピーカーにつなげて音量あげたら聞き取れるくらいにしか録音できません。

ガンガン大音量でかけてる音楽をもっと離れたところから録音すると、音量は大丈夫ですけど、かなり音質は悪くなります。ちょっとしたボイスメモにはピッタリですけど、コンサート等で音楽を録音しようと思ったらダメですね。

【まとめ】

iPod nanoは常に1番売れてるMP3プレイヤーでした、今回の新モデルもその道を突き進むでしょう。

この小ささに使いやすく勝手知ったるソフトウェアで、わかりやすいナビゲーション、市場競争に耐えうる価格設定。新機能のビデオもポケットビデオカメラとしては十分。より明るく大きなスクリーン。

うん、やっぱりナンバー1の道を行きますね。今これ以上何を望みますか? (と言ったら大げさか。)

8GBと16GBの価格差がたった3千円。32GBできないかなー。

ただ、今後iPod touchにナンバー1の座を譲ることになるでしょう。nanoは小さい簡単な端末が好きな人向けになってしまうのでは。そう考えると、今回のnanoにビデオカメラつけて、touchにはつけなかったのって、このナンバー1の座を明け渡す流れを少しゆっくりにしたいってことになるのでしょうか。もう少しnanoにナンバー1の花を持たすと。

さて最後に、「nanoは買いなの?」答えは「はい!」

ただし、ポケットビデオカメラと音楽プレイヤーが欲しいなら、の条件つき。nanoの価格はカメラのついた音楽プレイヤーの価値としては納得です。

ポケットビデオカメラが欲しいだけなら、nanoのカメラは値段には見合ってません。他のライバル商品の方がいいでしょう。またはiPod touchにカメラがつくのを待つのもいでしょう。

なるほど。

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Dan Nosowitz(原文/そうこ)