ジョブズ、iPod touchでカメラ非搭載を語った裏の裏とは?

ジョブズ、iPod touchでカメラ非搭載を語った裏の裏とは? 1

結局あまのじゃくなだけなんでしょうかね...

あの失望を誘った発表イベントしかり、分解検証の結果もしかりで、とにかく論議の的となっている、なぜ最新モデルの「iPod touch」にカメラ機能が非搭載だったのかという点ですけど、当のアップルCEOのスティーブ・ジョブズの回答は明快なものでしたね。

「いろいろ騒がれてるみたいだけど、その答えは簡単なものさ。iPod touchにカメラが欲しいなんていう人がいないからだよ。そんなものを出すよりかは、カメラ機能など増やさぬまま、とにかく安くでiPod touchが買えるようにしてほしい。そのリクエストに応えたまでのことさ」

いやぁ、久々の復帰でも相変わらず歯切れよく言ってのけますよね。でも、この発言には裏があり、その裏を探れば、思わぬ新事実が隠れてましたよ! ちょっと続きからご覧くださいませ。

 まだ新発表製品サービスへの期待が渦巻くイベント終了直後に、ニューヨークタイムズの記者がジョブズへの突撃インタビューを敢行し、いろいろな事実が明らかになってきたんですけど、過去にジョブズは、用意周到にリリース準備を進めようとしているものに限って、その直前まで否定的なコメントを出しておき、いい意味で期待を裏切らせようとしてきたことに、米GIZMODO編集チームは着目しましたよ。

「iPodにビデオ再生機能だって? あんな小さな画面で、わざわざ動画が見たいかどうかなんて、そんなのとんでもないよ。だれも望んでいない機能だよね」

そう言い放っていたジョブズが、いきなり1年後には手の平を返したかのように、iPodにビデオ再生機能を追加して新モデルをリリースしてきたなんてことがありましたね。ギズ読者の皆さまは覚えてますか?

「iPodにフラッシュメモリだって? そんなのとんでもない話だね。HDDよりも高いわ、容量は限られるわって代物を、わざわざiPodに採用してほしいなんて、だれも望んじゃいませんよ。そんなの出したって、どうせすぐに引き出しの奥に使われずに眠ってしまうだけだから」

そう言い放ったジョブズはどこへやら、流星のごとく登場した「iPod shuffle」が、フラッシュメモリ採用の音楽プレイヤー市場でシェアを奪っていくのでありました。こちらは、まだ記憶にも新しいですよね。

ジョブズが「そんなのだれも望んじゃいないから」という理由で、ある製品サービスについて触れる時には、その裏の裏に実は、まだ現在は時期尚早だけど、これから出してやるんだからって意味合いもあったりするんでしょうかね。そう言えば、これに似た例は、アップルから他にもザックザクと出てきそうですよ。

「皆がボクの健康のことを気遣ってくれてもいるようだけど、確かに痩せてはいるけれど、かなり体調としては良いほうなんだよね。ここのところは、とにかく食べまくっているよ。大好物のアイスクリームなんて、ちょっと食べ過ぎだよね。もっと太れるといいかな」

そうニコヤカに語りながら、iPod touch論争を煙に巻いたジョブズなんですけど、まあ取りあえず元気そうなのがなによりですよね。またこれからも元気いっぱいで、ボクらの期待をいい意味で裏切りまくるサプライズ発表なんか続けていってほしいところです...

[NYT]

Jesus Diaz(原文/湯木進悟)