フォト満載! よりスマートにパワーアップした「iTunes 9」速攻インプレッション

フォト満載! よりスマートにパワーアップした「iTunes 9」速攻インプレッション 1

地味だけど、けっこうイケてる!

そんな印象が強い新発表「iTunes 9」魅力のパワーアップ機能の数々を、早速ですがフォト満載の解説でまとめてみましたよ。iPhoneやiPod touchユーザーには、なかなかうれピー機能がいっぱいですし、意外にもマイクロソフトから発売が迫る「Windows 7」にまで配慮してきたのは、さすがジョブズも憎いよなぁって感じでしょうか。

ではでは、わざわざアップルがスペシャルイベントで送り出してきたiTunes 9のすべてを、続きにてご覧くださいませ。

  

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◆iTunes LP

ちょっと販売価格は約20ドルが主流と、かなりiTunes Storeで売られてる楽曲にしては高めの設定なんですけどね。でも、この昔懐かしきLPレコードを思い出させる「iTunes LP」では、その当時の古き良きアルバムカバースタイルにて、楽曲に加え、ライブコンサートやインタビューなどのスペシャルビデオ映像だとか美しいアートワーク、いかにも現代風ライナーノートといった、まるでCDやDVDの特別ボーナスコンテンツ満載でゲットできちゃいますよ。

このiTunes LPに入っている各楽曲は、1曲ごとの個別販売には対応しておらず、中には通常は購入できない、iTunes LPにだからこそ収録されてる楽曲なんかもあるため、ちょっと音楽業界にとっては、プレミアム感いっぱいで高い単価にて売れ行きが伸びていくことを狙える、なかなかうれしい商品ラインナップとなりそうですね。まぁ、米GIZMODO編集チームの感想としましても、この特典の内容によっては、少々は高くなったとしても、iTunes LPは買いかなって甘い判断が示されているようですよ。

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◆iTunes Extra

特典いっぱいのボーナスレコードセットで音楽まわりを固めてきたのならば、今度は映画だって特典満載でどうよってことで、DVDディスクのボーナスコンテンツをもイメージさせる「iTunes Extra」が登場してきましたよ。

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例えば、こちらは「Wall-E」に収録されているiTunes Extra対応スペシャルコンテンツのインターフェースですけど、この作品のためだけに用意されたオリジナル画面が立ち上がって、いろいろインタラクティブな特典ギャラリーなんかを楽しめるようになっていますね。これまではオンラインでダウンロード購入して視聴できる映画って、やっぱりあのDVD購入者だけに贈られる数々の特典がついてないし、なんか寂しいのよねって感じてた人も少なくないんでしょうけど、これでインターネット上でもリアルなDVDに劣らぬ、さまざまな工夫を凝らした映画コンテンツの販売が進みそうです。

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◆iTunes Store

iTunesの本命ともいうべき音楽・映画・アプリ販売ストア「iTunes Store」も、より見やすく使いやすいデザインへとリニューアルされてますよ。これまではちょっとメニューバーのナビゲーションなんかも小さくてクリックしにくかったりしましたけど、画面トップからスマートにアクセスできるようになっていますね。

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とりわけプレビュー画面のパワーアップはうれしいですよね。アルバムとかを選択すると、そのままポップアップスタイルでプレビュー機能が自動で立ち上がって、いちいち細かくリンクをたどらなくても一目瞭然になりました。これは便利ですよ。

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わりとマイナーなアップデートではありますけど、まずまず気の利いた改良ポイントかなと思えるのは、新しい検索エンジンですね。前よりも賢くなって、見やすくなったようにも感じますよ。検索結果をカテゴリー別に絞り込みやすくなったのもいい感じです。

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◆Home Sharing

自宅のネットワーク上だけという制限はありますけどね、新たにアップルが、これまではかたくなに搭載を拒んできたコンテンツ共有機能を、ついにiTunes 9では標準で実装が果たされてきましたよ。最大5台のPCで、iTunesの音楽や映画などのライブラリーを共有できるようになりました。ストリーミング配信だってできちゃいますね。これでせっかく自分や家族の他のPCにはコンテンツが入っているのに、コピー制限とかがかかってるので、いちいち再生の度に、そのPCのライブラリーからしかチョイスできない...なんて不便さからも解放されそうですよ。

あと、共有とは異なりますけど、iTunesの同期機能もパワーアップしてるようです。これまでのプレイリストごとの同期に加えまして、アーティストやジャンル別、動画やフォトアルバムの同期なんかも指定しやすくなってますね。

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◆App Manager

iPhoneおよびiPod touchユーザーの皆さま、お待たせしました! もしやこのiTunes 9の「App Manager」こそ、最大の目玉アップグレード機能なんじゃないかって、ギズ編集部のiPhone大好きユーザーは絶賛中ですね。っていうか、これくらいしか、あまり今回のアップルのイベントで特筆すべきものがないかもしれないのが寂しいんですけど...

同時リリースされました「iPhone OS 3.1」とのタッグにより、ようやくPC上のiTunesの大きな画面から、あのiPhoneアプリのアイコン並び替えが実現しましたよ。ドラッグ&ドロップ操作で、なんとも直感的な並び替え管理がオッケーです。当然ながら、新しく配列されたアイコンは、iPhone&iPod touchのホームスクリーンでも、バッチリと変更が反映されます。どうしてもっと早くアップルは、この機能をリリースしてくれなかったんでしょうかねって気持ちはぬぐえませんけど、ひとまず万歳って拍手でございます。

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◆Genius Mix

あまり自分では意識していなかったナイスな推奨リストを、自分の持ってる楽曲ライブラリーなどから分析してお勧めしてくれるiTunesの「Genius」エンジンが、さらにiTunes 9では精度向上を実現してますよ。これまで特定のアーティストの枠組みを超えてまでは、なかなかグッとくるプレイリストが推奨されてきませんでしたけど、より幅広い選択肢から相性のよさそうな楽曲紹介が行われるようになりました。また、新たな「Genius Mix」機能によって、ライブラリー分析から判断された、ユーザーが気に入りそうな楽曲の組み合わせまで自動的に行われ、独自の選曲リストが作成されるようになってます。意外な発見とかがあって面白いかもしれませんね。

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◆Windows 7

アップルといえども、Windowsの存在は見過ごせません。WindowsでiTunesユーザーとなってくれている皆さまのためにも、アップルなりに少しは配慮しているようでして、今回のiTunes 9へのアップグレードでは、わずかではありますけど、ちゃっかりとWindows 7への対応なんかも果たされてますね。あのWindows 7で目玉となるタスクバーにおいて、ダイレクトにプレイリストの再生ができるボタンが追加されたりしてますよ。

ただし、その他のサービスのサポートは思ったほどでもなくて、期待のSNS連携強化に関しましては、TwitterでiTunes Storeへのページリンクを飛ばせるショートカットなんかは提供されてますけど、どんどんダイレクトにつぶやいたり、Facebookで日記を更新したりといった、噂になってたような踏み込んだ連携機能の実装は見送られてしまったようです。あれれ、それからあの最新iTunesではBlu-rayディスクをサポートって話も、どこへ行ってしまったんでしょうかね?

あと、例によって、アップルとはライバル関係にある「Palm Pre」などなどのデバイスとの自動同期はブロックされております。まぁ、またすぐ同期復活策を講じてくる人が現れるんでしょうけど、それまではこちらの裏技でも試すしかなさそうですね。

いかがでしたか? もちろんいろいろと使い勝手はよくなって、より楽しい音楽&映画コンテンツがそろって、それはうれしいことではあるんですけどね。でも、ザッと今回のソフトウェアまわりの発表を振り返ってみた米GIZMODO編集チームの超辛口採点では、興奮度&感激度ともに限りなく落第点とのことですね。

これって、わざわざ派手なパフォーマンスで盛り上げてまでメジャーアップデートを祝うことなん? そんなブーイングにも近いコメントが飛び交った今回の新発表...。まぁ、そうはいっても、何はともあれiTunes 9を歓迎するといたしましょうか。

John Herrman(原文/湯木進悟)