水なんて流すから臭うのだ! 常識破りに超衛生的&エコな「消臭式無水トイレ」
掲載日時:2009.09.10 19:00
男子トイレは水を流さないほどキレイなんだって...!
いやぁ、やっぱりにわかには信じられませんよね。用を足した後、トイレの水も流さないなんて、一体どんなしつけを親からしてもらったんだかと子どもたちが叱られる要因でもあるんじゃないでしょうか。それがですよ、写真の男性用小便器「消臭式無水トイレ」には、そもそも水を流したくっても、そういう設備が最初から備わってすらいないんですからね。
いくら水道代節約でエコだっていっても、そんな臭くて汚いトイレは使えねぇだろってつぶやいちゃったのが聞こえたのか、兄ちゃん、兄ちゃん、その考え方は甘い、古すぎるよって呼び止められまして、まさに目からウロコな消臭式無水トイレのカラクリを聞いちゃったのでした。ちょっと人生180度変わっちゃいそうですよ。
それでは、ギズ読者の皆さまも、トイレの常識を覆す消臭式無水トイレの秘密を、どうぞ続きからご覧くださいませ。

ここのトイレ、わりとキレイに見えるのに、とにかく臭すぎるよな~なんて不快に感じた経験ありませんか? 実はその悪臭の張本人は、よく皆さまもご存知のアンモニアにあるんですよね。そして、ボクらのおしっこはアンモニア...と思っちゃった人は、残念ながら大間違いなんです。
上の図でも示されておりますように、人間(哺乳類)は小便をアンモニアではなく、尿素として排出するんですね。でも、この尿素に水を加えてしまうと、空気中や便器に付着しているバクテリア(細菌)が活性化してしまい、尿素が分解されて、あの臭いアンモニアに変わってしまうので、だかろこそ敢えて水を使わないトイレだと、究極の消臭効果が得られるという仕組みだったのであります。おまけに、アンモニアと水の成分内のカルシウムが反応して尿石が発生することも抑制され、まさに無水トイレはいいこと尽くめなのだとか。
う~ん、そういわれても、やっぱり抵抗感があるよなって人には、アメリカのWaterlessが研究開発した消臭式無水トイレの内部構造から、ただ単に水を流さないっていう以上の独自構造をご覧ください。

ただ水を流さずに小便だけが便器排水管内へとダダ漏れって構造では、消臭式無水トイレは誕生しません。実は排尿口は「エコトラップ」へとつながっており、おしっこは必ずエコトラップの中のブルーシール(防臭液)を通過してから中央排水口、下水管へと流れていくんですね。だから、排尿口から落ちていった尿素の臭いなどなどは、エコトラップ&ブルーシールの強力タッグで完全に押さえ込み、便器外部に漂わないように封じ込まれて、逆にブルーシール成分に含まれる芳香剤で清潔感あふれる香りをトイレ全体に漂わせる仕組みになっていますよ。ちなみに消臭式無水トイレのメンテナンスは、安価なブルーシールの補充と、たまにエコトラップの寿命交換のみでオッケーなため、電気代も水道代もいらない、楽々メンテ構造なり...とアピールされてます。
「実はWaterlessが最初にアメリカで消臭式無水トイレを発表した頃も、周囲からはブーイングの嵐でした。水を流さないのに清潔だなんてあり得ないって反応が強すぎたんです。でも、さまざまな微生物学者なんかが、そういう一般人の反応は全くおかしい、間違っている、Waterlessのアイディアこそ科学的にも優れたアプローチだなんて意見を発表するに至り、ようやく現在では少しずつ普及速度が上がってきています」
そう語ってくれた、日本国内で消臭式無水トイレの輸入販売を続ける池田電業の環境事業部の藤本一孝さんは、まだまだアメリカよりもさらに保守的な日本での反応が、なかなかとらわれた常識を覆せない人も少なくないため、道のりは厳しいんだと話してくれました。
「消臭式無水トイレを紹介しに出向きますと、まぁ担当者が年配の方であればあるほど、ほぼ間違いなく、そんな物は信じられないって反応が返ってきますね。おまけに、日本は他の国よりも水資源に恵まれているのか、廃棄物である尿を流すのに、その10倍以上もの水を使って廃棄してしまうという無駄に対する抵抗感も薄いんですよ」
そうはいうものの、男子生徒1000人の学校で消臭式無水トイレを導入するとすれば、ざっと年間にして2400トンもの節水効果が得られ、エコトラップやブルーシールなどの消耗品購入に要するメンテナンス費用を差し引いたとしても、1年間で134万円を超える経費削減効果が得られるんだとか。やっぱり消臭式無水トイレにしようかなって、そう聞くと思いますよね。
ただし、いざ理解が進めば、かなり今後の見通しは明るいとも期待されてるそうですよ。実際、今回神戸で開催された「国際フロンティア産業メッセ2009」でも、異色のモバイル寿司ロボット「天-TEN」の寿司バースタイルブースや、なぜかゴルフ練習ネット全開の派手な練習台ブースと並んで、この消臭式無水トイレの展示ブースは大人気! すでにアメリカは、南極基地や空母などでも導入済みなんだそうで、これはボクらも今後もっと日本でも身近に目にする機会が増えてくるかもしれませんね。
(湯木進悟)
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- 小便用のトイレは、水を使わない方が臭わないそうだ。嘘って思えるような話だけど、化学の知識がある人が説明を聞けば、なるほどって思うはず。 続きを読む
- やっぱり無水トイレはすごい!水無しこそが究極のエコ&経済的!というお話。 from のり面・土木工事の材料屋さんケイエフの情報発信Blog2009.09.11 10:44
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南海とか阪急が導入を進めてるんでしたっけ。
使ってみたいけど近くにない・・・。
一昨年の暮れぐらいから地元の駅が無水ですけど1年以上たってもかなり綺麗です。
はじめは面に黄ばみが残るのでは?とおもいましたが、掃除の頻度が増えているようにも思いませんし、匂いも水洗の時より相当ましです。
大阪の難波駅にこのタイプのトイレありますね。 見た目に反して綺麗なんですね
何が汚いって埃に尿がかかってこびりついて黄色くなってる部分が汚いんだよ
実家は子供のころ汲み取り式便所だったので、当然水で流すようにはなっていませんでした。
それって今よりもエコでクリーン?
実に素晴らしい。
でもそうなるとさっそく次に気になるのはブルーシートの原料と
その生産に関わる環境への影響。
100%エコでクリーンなものに到達するには段階を踏む必要はあるんだろうけどね。
一日も早い普及を期待してます。
つか立ちションやめなよ。
うちの学校にあるけど
あの排水口にガムがつまってたりして
しかもその上に小便が溢れかえっている。
あれは高い民度を要するトイレだ。
確かコレINAXも似たようなの作ってて、毎日の拭き掃除と
トラップの定期的交換が必要ってあったけど
これはどうなんだろう?システム的にゃ一緒だから同じだと思うんだけど
尿素+水→アンモニア
尿の中の(というか尿そのものの)水分はどういう扱いなんでしょうか・・・?よく分かりません・・・
このトイレいつも使ってますが、便器自体についた尿が臭いんですよね。
水洗なら流されるから匂うことはないですけどね。
尿石って水で流さないから溜まる物だと思ってました!すみません!
考えてみれば体内から排出される尿は病気でもない限り無菌なのでその後雑菌の繁殖さえ押さえれば「理論上は」汚いって事はないですしブルーシールが尿より比重が軽い液体で内部トラップと併せて防臭効果を出せば「理論上は」確かに究極トイレみたいです。
※「理論上は」ってしつこいのは清掃はどうするのか?清掃の際水を使ったら肝心の利点に問題が出ないのか?が疑問だからです。
尿素は、尿に含まれる水分とは反応しないんですか?不思議・・・
よくわからないんですが、尿中に含まれる大量の水分はアンモニア生成には無関係なんですかねえ。うまい具合の濃度になってるんでしょうか。薄い時も濃い時もあるような気もするんですが・・
ふと思ったんですが単純に尿素と水が反応して尿石ができるなら世間の人は大概尿道結石に悩まされますよね?
でもそうならないって事はアンモニアと同じく体外に放出された際の何らかの外的要因で尿石化すると言うことでしょうか?
記事の内容で不思議に思いました。
なんば駅で使ったことあります。思ったより臭くないですが無臭ではありません。やはりにおいます。
では、エコトラップに覆っていない箇所に尿が掛かっていたら臭いんじゃないのか?
尿石や色染みなども全く付かないのか、それらのトイレは実際に目にした事が無いので、水流す派です。
まぁこうやって流す水も水道で、最近の技術や何かで水道が飲めるほどにきれいになったのに、ミネラルウォータなどで高い金を払っているというのも変な話ですけどね。
これらのミネラルウォータには殆どの場合、水道+程度なのに騙されているのが現状だし、山水から取った水とか表記しているそうですが、大抵は罠です。
水道の多くは山水ですよ。
>水道の多くは山水ですよ。
それはダムなどに貯めた河川水の事じゃないですか?
少なくとも国内産ミネラルウォーターは山間部の地下水だと思います。
記憶違いでしたらすみません。
技術者「水なんて飾りです。 偉い人にはそれがわからんのですよ。」なんちゃって
排泄したての尿もくさいじゃん
紙コップに採尿したことあるでしょ
水道水とミネラルウォーターが大して変わらないって、あんたが味覚がないだけだろ。
水が綺麗って言われる地域に住んでるけど、それでも水のまま水道水飲むとカルキの臭いとかが気になるよ。
阪神梅田駅に
無水トイレがありましたが
結構臭っていました。
利用する人の数が多いせいかもしれませんが。
もっと前からこういうのもあったけど・・・。
http://www.ntcdm.jp/purify/product/uridan.html
水じゃなくてブルーシール流せばいいんじゃないだろうか・・・
なっとくw
水を流さないなら毎日完全な便器の拭き取り掃除が必要ですが、それよりは掃除でも水を流すほうが良いのではと思いますが…
公共のトイレにこれを使ったとして、掃除を怠ると1、2ヶ月で復旧不可能なレベルの尿石が付き、便器内側一面が黄褐色になるでしょう。
尿石には雑菌が棲み付くので結局臭うようになりますし、見た目も悪く全くサニタリーではありません。
厚く付いた尿石は薬品を使っても取れず結局便器自体の交換が必要になります。
汲み取りトイレや工事現場で使ってる泡トイレ(便器表面を泡が覆っていて汚れが直接付着し難い、泡が蓋になるので防臭効果がある)とくみあわせれば良いのかも。
Waterlessの便器、当地ではオーガニック食品スーパーのWhole Foods Marketやアウトドア用品店REIのトイレで見たほか、一部ビーチに設置の公共トイレでも見ました。水が流れないのにきれいでにおわないなと思っていましたが、仕組みを教えていただきありがとうございます。
水と混ぜなきゃ臭わない…私ノアソコガ臭イノハナゼ?
水で流さないから臭わないんじゃなくて、ブルーシールがあるから臭わない、ブルーシールがあるから、水で流す必要がないという原理ですよ。加水しようがしまいが、尿をほっとくとバクテリアで分解されてアンモニアは発生します
これは本当に素晴らしい技術だなぁ。
世界で飲める水が減ってそれが元で戦争になる恐れがでてるっていうし。
水を流さないと駄目っていう偏見も、そういう人類の危機の前には、長続きしないと思う。
尿石は、「人中白」という貴重な漢方薬の原料になるのに。もったいない。