ねぇねぇ違法コピーって、そんなにも悪いことなの?

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本物を盗んじゃったほうが刑は軽いっすよ〜。

著作権を侵害するのは悪いことだ。もちろんそんなことは百も承知です。海賊行為はダメだってことも、映画や音楽ファイルの違法ダウンロードや違法コピーはイケナイことなんだってことも、み~んな知ってますよ。でもね、いざその悪いことに手を染めちゃった人を、どう裁くかって問題に関しては、なにか世の中おかしいんじゃないかと思うんですよね。

例えば、米国ミネソタ州のシングルマザーのジェイミー・トーマスさんは、勝手に24の楽曲をネット上でファイル共有しちゃったって罪で、このほど192万ドルの罰金刑を言い渡されちゃいました。つまり、違法ダウンロードを助長した1曲当たり8万ドルを支払えって命じられちゃった訳ですね。

1曲の違法にして800万円近い罰金刑ですよ! この罰金は高すぎるのか? それともどう見ても妥当な量刑なのか? このほど米GIZMODO編集チームは、他の数々の犯罪行為に科せられる罰金刑との比較ランキングデータを算出しまして、やっぱり過剰反応しすぎだよねぇと、堂々たる司法制度への挑戦状を叩きつけるに至ったのでした!

ちょっと皆さまも続きから、意外と刑罰としては軽かった他の犯罪ランキングをチェックしてみてくださいね。あっ、でも、だからって悪いことしちゃダメです。

 

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この米司法省の面々が、不当に高額すぎる音楽違法ダウンロードへの罰金刑を支持しているのならば、ボクらは徹底抗議するって息巻いてますね。

いずれも米国での一般事情ですから、日本国内においてそのまま当てはまるわけではありませんけど、でも、本物のCDを盗んじゃった場合は、1枚につき最高5万2500ドルの罰金で、どんなに高くても万引き行為そのものには計27万5000ドルまでの罰金刑しか科されないんですよね。他人の家に押し入って、いきなり庭から芝刈り機を盗んじゃったとしても、あるいは、魔が差して隣家に火をつけて放火犯罪を犯しちゃったとしても、やはりそこに科せられる罰金刑は最高でも各37万5000ドルですね。

物よりも大切な人間が関わる犯罪でも、やっぱり似たような感じなんです。だれかにストーカー行為を働いてつかまったとしても、その罰金刑は最高で17万5000ドルですね。もっともっと悪質な児童誘拐犯罪でも、やっぱり量刑は最高でも2万5000ドルの罰金と3年の服役ってことになってます。この悪質な犯罪を全部やっちゃったとしても、24曲の違法ダウンロードに関わって、日本円にして2億円近い罰金を科せられるなんてことには絶対にならないんですよ!

まぁね、他の犯罪行為に科せられる刑罰が軽すぎるだけなのかもしれませんけど、でもどこか違法コピー問題にだけ、やたらと厳し過ぎる社会の反応が極端なんじゃないかって、米GIZMODO編集チームはカンカンに怒って問題提起してますね。ちなみにジェイミー・トーマスさんに言い渡された192万ドルの罰金刑に関してですが、わりと権威ある陪審の面々も、これは彼女の犯行を考えると妥当な金額でしょうって意見を改めて披露してるんだそうですよ。

日本での事情はどうなんでしょうか? これから調べてみますけど、ギズ読者の皆さまで物知りな方がいらっしゃったら、ちょっとコメントにてお知らせくださいね。

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Jesus Diaz(原文/湯木進悟)