昔の技術デモがやることは今の比じゃない

昔の技術デモがやることは今の比じゃない 1

スイカで十分って気もしますが...。

1878年、米国のチャールズ・ベネット(Charles Bennett)という紳士が発明したのは、ほぼ瞬時に写真が感光できる新型ゼラチン乾板エマルション(感光乳剤)。そこでこの素晴らしい新技術の威力を世に示すため、彼はどうしたか? ラバを爆破したんですよ。ええ、もちろんですとも。

実験の大まかな仕掛けはこうです。

(1)ラバの体にダイナマイトを巻きつけ、起爆装置に繋ぎます。

(2)この起爆装置を制御するスイッチがカメラにも繋がっていて...

(3)哀れなラバの頭が吹っ飛ぶその瞬間(or若干遅れて)にフィルムの感光もトリガーされる。

というわけですね。

なんとも胸が悪くなる仕掛けですが、何故そんな約130年も前の話を詳しく知ってるのかというと、1881年に『Scientific American』誌がこのホラーな出来事を詳しく紹介してるんですね。これがギャラリー入りであらましを紹介する(下)、異様な熱の入れようでして...。

(注:血に弱い方はこの先は見ないでください

 

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「ある日Willet's Pointで、一文の値打ちもないラバの始末が必要になった」

「ラバは写真機の前の適正な位置に置き、額にしっかりピントを合わせ、体に6オンス(170g)分のダイナマイトが入った綿袋を括りつけた」

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「キーを押す。するとワイヤーに電流が流れ導火線とダイナマイトが同時に発火。カメラがシャッターを切る(遮蔽板をスライドする)のと動物の頭が落ちるのはほぼ同時だった」

(警告: 次のスライドにはラバの血しぶきも映っている)

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「写真感光板には、頭部のない生き物が、そのままの状態で地面に倒れるまで立っている姿が焼き付いていた」

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ギロチンシャッター」にかけたつもりなんですかね。天才エジソンが商敵ウェスティングハウス潰しで展開したネガキャンも黒いけど、ラバも怖いよ...。

[Stereoviews via Things Magazine via Metafilter]

John Herrman(原文/satomi)