世界の終わりは思ったより早くくる。計算違い判明

世界の終わりは思ったより早くくる。計算違い判明 1

今晩は夕げのおかずに超大質量ブラックホール熱的死エントロピーの話も悪くないですね。今こうしてる間にも宇宙は終焉に向かってるようなので。

いつ終わるのかは分かりません。が、最近オーストラリアの宇宙学者のチームが宇宙エントロピーを再計算してみたら、思ったより早く訪れることが分かったそうですよ。

エントロピー(でたらめさの尺度)は「宇宙の終焉」理論全体を左右する大きなトピックです。エントロピーが最大値に達し、分子の動き(生命の営み)がすべて止まり、宇宙の終焉が訪れる状態のことを物理学者たちは「熱的死(heat death)」と呼んでます。

くるとすれば「いつ」なのか? 知りたいのは、そこですよね。

生命の終わりを予想するその前に。まず宇宙に存在する無秩序がどれだけの規模なのか、数値に置き換えなきゃなりません。これがとても一筋縄じゃいかないみたいなんですよ。だから、計算に多少誤差があったって驚くことじゃないんですけどね、ははは。

キャンベラのオーストラリア国立大学(ANU)研究員Chas Egan氏とシドニーのニューサウスウェールズ大学研究員Charles Lineweaver氏の分析では、銀河複数の中心にある全ての超大質量ブラックホールのエントロピーを合わせた数値は、従来の予測値より約100倍高いという。

超大質量ブラックホールは宇宙のエントロピー最大の貢献者なので、この発見の通りなら、宇宙のエントロピーも従来の予想より約100倍高いということになる(9月23日オンラインのarxiv.orgに発表した論文より)

 

従来の試算では、各銀河の真ん中に平均して太陽の1000万倍という質量をもつブラックホールがあるという考えをベースに、シュテファン=ボルツマン定数で割り出したユニット数で、超大質量ブラックホールが生むエントロピーは10の102乗ぐらいだろうと見ていたんですが、EganさんとLineweaverさんは平均値だけじゃなく、もっと幅広い超大質量ブラックホールの情報を網羅する最新データを基に試算を行ったんですね。

そしたら、「結果として、はるかに巨大な、太陽の10億倍の質量をもつ超大質量ブラックホールは、数こそ少ないが、はるかに大きなエントロピーを生むことが分かった」(Eganさん)

熱的死には反対意見もありますし、チームも前の試算より絶対こちらの試算が正確だとはまだ言い切れてないようですよ。

でも、気になりますよね、宇宙の終焉

[US News via Pop Sci]

Rosa Golijan(原文/satomi)