Twitterがプラットフォーム化しつつあるかもという話

    Twitterがプラットフォーム化しつつあるかもという話 1

    Twitterがプラットフォーム化しつつあるかもという話 2
    ギズモードのスタート当初から定期的にコラムを投稿してくださっているコグレマサトさんといしたにまさきさんが、このたび書籍『ツイッター 140文字が世界を変える』を発売されるそうです。

    「判りやすく説明する」ことに長けた2人が、Twitterについて解説します。Twitterにどうもピンときていない人は、ぜひお手にとってお読みください。

    それにしても、連日Twitterについての話題を聞かない日はありませんね。

    これだけネタが豊富なのは、Twitterが、多様なプレイヤーが参入できる「プラットフォーム」だからだと思います。

    Twitterの強さは、APIを開放し、ほとんど全ての操作をAPI経由でできるようにしているところにあります。

    これによってまず、Twitterを便利に使えるサービスやソフトが出てきます。携帯で見やすいように、iPhoneで、Windowsで、Macintoshで...

    ついには、非常にリッチなユピキタス環境が生まれました。ユーザーは、いつでもどこでも、自分が気に入ったUIやデザインでTwitterを楽しめるのです。

    次に、たまったTwitterのデータを再利用するサービスもたくさん出てきました。リアルタイム検索、人気URLやつぶやきランキング、1日分をまとめてブログに投稿、etc...

    ユーザーがTwitter上でメッセージを受けるのに慣れてくると、今度はその場所を活用したサービスが出てきます。写真を投稿、株価や天気をつぶやくボット、カスタマーサポート、お遊びボット、RSSのフィードを投稿、有名人や法人のつぶやき、etc...

    結果として、Twitterを中心に、さまざまな方法でさまざまなデータがインプット/アウトプットされるという環境が整いつつあります。

    そして、インプットやアウトプットは、何もネット上のデータだけではありません。TwitterのAPIを通して、ネットと接続されたガジェットを使って、リアル世界とのフィードバックをやりとりすることだってできます。

    死んだら「オレ昇天なう」とつぶやくボットとかありましたね。ギズで紹介したものだと、たとえばこんな感じ。

    それこそインターネットの初期の初期から「コーヒーメーカーの残量を調べる」的な、ガジェットとネットとの融合サービスはありましたが、Twitterという、「便利なAPI」と「多数のユーザー」を抱えた場の登場によって、データの受け先/流し先が「もうTwitterでいいじゃん」ということになって、格段に楽になったという側面はあると思いますね。

    Twitterが「メッセージングのプラットフォーム」になりつつあるようです。メッセージングは、人間が理解するためのメッセージでも、プログラムが理解するためのメッセージでもいい。Twitterを通してコマンドを送受信するようなイメージですね。

    メッセージングの用途は幅広い、というか、コンピューターやネットワークなんてほぼ全てメッセージングで成り立っているようなものなので、今後も様々な応用が出てきそうです。

    あるいは、Twitterが「より抽象化されたプロトコルだ」だとか「インターネットの最上位にひとつ新しいレイヤーができた」といった言葉遊びもできるのかもしれないのですが、話が長くなりそうなので自重。

    Twitter自体がいつまで続くのかはわかりませんが、今後出てくるサービスは、このTwitterの戦略を参考にするといいのかもしれません。囲い込みの時代は終わりを迎えつつあるのでしょう。

    [ツイッター 140文字が世界を変える]

    (いちる)