アテンションプリーズ! あのパンナムが帰ってきた

アテンションプリーズ! あのパンナムが帰ってきた 1

スチュワーデスがセックスシンボルだった頃が最盛期でしょうか。

もうパンナム航空が好きで好きでたまらないAnthony Tothさんは約500万円かけて自分のガレージ内にファーストクラスキャビンを再現してしまいました。Anthonyさんがパンナムにはまったのは幼少期。両親と一緒にヨーロッパに住む家族に会いによくパンナムを使っていたときから。当時のパンナムのサービスはサウスウエストジェットブルーが合理的だったのに、ずいぶんとデカダン。でもそれがAnthonyさんには良かったみたいです。

当時のパンナムの国際ジェット便はアッパーデッキダイニングルームを備え、フライトアテンダント青の制服ハイヒール白い手袋でおもてなしをしてくれました。夕食時ファーストクラスの乗客は、通路際にぎっしりと並べられた様々な食事を銀のプレートにとっていたんです。

Anthonyさんは当時からフードトレーの小物を集めたり、写真をとったり、さらにはラジオ放送まで当時高価なテープレコーダー録音していたんだそう。Anthonyさんいわく、「それがすべてだった」そうで、大人になってからはユナイテッド航空に勤めるほど。2年前家を購入したとき、大きめのガレージがついてきたのでそこにパンナム航空のキャビンを再現することにしたんです。実にこのプロジェクト、20年越しです。

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忠実に再現するため、Anthonyさんはデスバレー郊外にある、航空機の廃棄場に何度も通ったそう。そのかいあって、とにかく細部に至るまで正確。キャビンは残念ながら一般公開はしてないですが、もし訪れたら、70年〜80年前半風のドリンクサービスや完璧に再現された航空券でおもてなしされます。グラスやティースプーンも当時のもの、荷物入れも正真正銘オリジナルのものを設置しています。しかも軽食の塩アーモンドまで当時のもの! 30年前のものそのままなので、賞味期限は遥かにすぎて味は保証できませんけど、多分誰も食べないから大丈夫でしょう。

当時のものを再現しつくした彼が唯一譲歩したのは、薄型大型TV。元々プロジェクタで投影していたスクリーンの代わりに設置しています。スチュワーデス以外は完全に当時のものか、当時を再現したカスタムメイド。将来的にはパンナムミュージアムにしたいそうです。

日本でやるとするとメイド喫茶ならぬ、スチュワーデス喫茶になりそうですね。

Dan Nosowitz(原文/野間恒毅)