夜空のパノラマ写真

夜空のパノラマ写真 1
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私たちの銀河がそこに。

セントラルミシガン大学で教鞭を執っている、自然科学者のメリンガー(Axel Mellinger)教授は2万6000マイル(約4万1800km)を旅して、3000枚の写真から1枚の648メガピクセル高画質宇宙パノラマ写真を作りました。このパノラマ写真、人間の目で確認できる千倍もの夜空、星、星雲を映しています。天の川を真ん中にして星がまたたくような写真ですね。

メリンガー教授は、近々発売のPublications of the Astronomical Society of the Pacific誌でパノラマ写真の制作過程を説明しています。

なんと、南アフリカ・テキサス・ミシガンと、合計2万6000マイル(約4万1800km)を22ヶ月かけて旅して夜空の写真を撮り続けたそうですよ。でも、彼によると写真を撮る旅はほんの序章で、その後がとても大変だったそうです。

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 この3000枚の写真を切ってはるだけではこの美しいパノラマはできあがりませんでした。

それぞれの写真は空に映された平面のイメージ、つまりちょっとしたゆがみが生じるわけです。(球体の地球の地図を平面の地図に起こす時に生じるゆがみと似たようなもの)それぞれの写真をくっつけて、ゆがみのないスムーズなイメージを作るためにメリンガー教授は数学的なプログラムを駆使しながら、コンピューターの前で何百時間と格闘したそうです。

写真をくっつけていく作業で他に大変だったところは、背景の違い。もちろんいろんな所から写真をとってるわけですから、光の加減が全部うまいこと行く写真をとるのなんて不可能! そこで、この問題を解決するために惑星探査機パイオニア10号11号からのデータを使用しました。このデータを使うことで、夜空の背景から不必要な星の光を見分けることができ、識別結果を元にそれぞれの写真を編集することができました。(ちょっと気の遠くなるような編集作業ですよね...。)

そうして出来上がったこの高画質パノラマ写真。1つの場所からでは決して見る事のできない夜空の写真になりました。プラネタリウムのうようなイメージですね。

ネタ元でもっと大きなイメージ、Mellinger教授のサイトではインタラクティブ版を見ることができますよ。

[University of Chicago via Axel Mellinger via Examiner via io9]

Adam Frucci(原文/そうこ)