【サイボーグ・ライフ】人と技術の関係を考える

【サイボーグ・ライフ】人と技術の関係を考える 1

人と技術の密接な関係。

私たちの心臓は一生のうちになんのメンテナンスもなしに30億回鼓動を打つことができます。これをモーターで考えると張り合えないすごいスペックですよね。そして今こうしている間にも、何兆という数の細胞が死と再生を絶えずくりかえし、我々の脳は数えきれない量の情報を認識しプロセスし続けています。

8年前、私たち人間は複雑な人間自身のゲノムの暗号を解き、それを自分たちのために使おうとしはじめました。人間の仕組みへの理解があるレベルに達し、それを操作し始めたのです。人間が人間であるために、私たちは人間自身を操作し始めたのです。

従来の(人間本来の)ものよりもパフォーマンス性の高い人工の手足から、体を司るソフトウェアを再構築する良性のウィルスまで、そういったものを使用するテクノ人間=サイボーグ・ライフが未来にはいるかもしれません。ガジェット好きなギズの読者の中にはそんなサイボーグライフを誰よりも先に体験したがる人もいるでしょうね。

レーシック手術を行った人はもうすでに多くいると思います。米GIZMODOのBrian記者も昨年レーシックの手術をうけました。角膜のマッピングシステムで目の収差を補正します、この技術はハッブル宇宙望遠鏡のレンズの不備を修理したのと同じものです。メスではなくレーザーカットすることによって、暗いところでの光のもやが見えるのを減らすことができるそうです。

レーシックは一例にすぎませんが、つまりは人間もそれが最善の方法である場合に限り体をガジェットの用拡張したりアップグレードしたりすることがあるということです。

また他の興味深い例として米GIZMODOが(特別コンテンツ用に)ゲストエディターに迎えているAimee Mullinsさんもあげられます。

Aimeeさんは両方の足に腓骨がないという状態で産まれました。医師達は膝から下を切断し人口の足を装着することで彼女に歩くというチャンスを与えることを最善の方法として決断しました。結果としてAimeeさんはチーターの後ろ足をモデルに作られたカーボンファイバーの足を使い、NCAA(全米大学体育協会)の競技会でハンディキャップを持つ世界最速の女性になりました。また、米people誌の世界で最も美しい女性50人にも選ばれ、17歳という最年少でアメリカ国防総省のトップシークレットを保持する1人にもなりました。

Aimeeさんをハンディキャップ、身体障害者だととらえる人もいるでしょう、しかし一方で彼女をパフォーマンスを向上させた人間であるという見方もできるのではないでしょうか。

人間が人間として生きて行くために悪いところを技術を用いて治療する。では、不備はないが従来の姿よりもっとよくなる方法がそこにあったらどうでしょうか? より早く走ることができる、より遠くまで見ることができる、より巨大なものを持ち上げることができる。本来与えられたものよりももっと優れたものを技術の力で手に入れることができるとしたらどうでしょうか? これは人間としての一線を超えてしまう行為になるのでしょうか。

きっと各人でいろんな意見があって難しくも興味深い問題になるのでしょうね。

本来の人間の姿ではなく、各機能を技術によって強化した人間。未来にはそんなサイボーグ・ライフがより我々の生活にはいってくるように思います。そしてその未来はそんなに遠くないのではないでしょうか。

Brian Lam(原文/そうこ)