[大阪モーターショー2009]奇跡の復活! 水冷より静かな特殊空冷エンジン搭載「ホンダクーペ1300」まで展示販売

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ある意味で新鮮な驚き技術がテンコ盛り~

東京モーターショーとは異なるアプローチも面白い「大阪モーターショー」が開催されましたが、その中でも大人気を集めたコーナーがSGモータース「甦る名車! あの懐かしい60年代の名車がここに...」展示ブースでしたね。

中でも、あの本田宗一郎さんがこだわりまくって世に送り出した、空冷至上主義「ホンダクーペ1300」の周りには、当時の衝撃を知らない大勢の若者たちまで群がって、なんとかこのプレミアムカーを我が物にして街を走り回れないものだろうかと、真剣に貯金と相談する姿も目立ってましたよ。

ではでは、ほとんどスクラップ同然の姿から、奇跡の復活を遂げたホンダレストアマシンの華麗なるショーを続きからご覧くださいませ。

 

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こっ、こんな状態からの復活ですか? なんといっても昭和46年が初年度登録の旧車ですからね。思わず、そんな溜め息がこぼれそうな錆び錆びの状態から、すでに調達不能になっているパーツは、なんとかして自作で甦らせる悪戦苦闘の再生作業がスタートしたそうです。

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原動機型式は「H1300E」となるホンダクーペ1300で最大の特徴は、やはりこの「じゃじゃ馬1300クーペ」との異名も誇る特殊空冷エンジンでしょうね。オールアルミ製シングルキャブの搭載エンジンは、本田宗一郎さんの技術的信念で送り出された最初で最後のDDAC冷却方式を用いた空冷エンジンとなっており、水冷よりも静かと好評を博していたんですって。いにしえの話になっちゃいましたけどね...

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鮮やかなカーディナルレッドのボディーカラーが映えますよね。

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元々の生産台数も多くはなかったので、レストア作業は困難を極めたそうですが、見事に5人乗りのプレミアムカーとして、それなりに快適なドライブが楽しめる仕上がりになりましたよ。

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もはや新車同様の輝きすら放っているホンダクーペ1300は、会場にて314万円からのオークション入札が受け付けられてました。だれが最終的には競り落とせたんでしょうかねぇ。

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一方、FR2シーターオープンスポーツカーとして、これまた見事な復活を遂げた「ホンダS600」も人気のコーナーでしたね。

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「エスロク」との愛称でも親しまれたホンダS600のレストアは、これまた先ほどのホンダクーペ1300に勝るとも劣らぬ至難の技でした! はっきり言って、もう最初にボロボロで発見された時は、この車の原型は何よ...という声まで飛び交っていたんだとか。

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皆が街で見かける佐川急便グループの2万3000台以上のトラックのトータルサポートなどの提供でも知られるSGモータースが、全国規模で社内レストア競技会を開催し、大阪モーターショーへと数々のプレミアム復活展示車両を提供した目的は、現在では生産中止で語り継がれる伝説の存在でしかなかった車の再生工程を通して、高度な整備板金技術力を磨く格好の機会になり、こうした体験からでしか得られない自動車への深遠な理解を深めることができるからであると語ってくれましたよ。う~ん、確かに並大抵の知識や技術力では、この名車の完全復活など果たせそうにないですもんねぇ。

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ホンダS600のレストアで目指されたのは、新車も顔負けの艶々ボディーで、周囲の度肝を抜くような渋い味わいのオープンカーを再生させることだったんだそうです。見事に大成功ですね。

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外見だけではありませんよ。原動機型式は「AS285E」となるホンダS600は、さすが技術のホンダだよねという、まるで時計のような精密エンジンも大きな特徴で、そのすべてをギラギラエンジンに甦らせちゃいました!

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基本は606ccエンジンですから、そんなにパワフルな走りは期待できませんけど、でも、排ガス基準もクリアして登録に成功してますから、これは道行く人々が振り向かざるを得ない、羨ましい限りのドライビングエクスペリエンスになるでしょうね。

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見よ、これが初年度登録が昭和40年のスポーツカーに見えるか! そんな挑戦的な2人乗りオープンカーのお値段は、今回最高額の388万円からのオークション入札受付と発表されていました。でもね、いざこの目で見ちゃうと、もう借金してでも買いたくなっちゃいましたよ...

[大阪モーターショー]

(湯木進悟)