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書評系アルファブロガーがおすすめする2009年のサイエンス本3冊

2009.12.31 18:00 [1] [0]
タグ:書籍

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2009年も、もう少しで終わりですね。

年末年始は、比較的本を読む時間がとりやすい時期と思います。そこで、アルファブロガーがおすすめするGiz読者向けの科学っぽい本を選んでみましたよ。

今回、書籍を選ぶに当たって参考にさせていただいたブログは、『404 Blog Not Found』と、『情報考学 Passion For The Future』の二つのブログ。両者ともアルファブロガーアワードの書評ブログ部門で選出されていて、他の多くのブログにも大きな影響を与えているブログです。

その、二つのブログの今年のエントリーの中から、共通して書評が書いてある科学分野の本を3冊選んでみました。

注目の3冊はジャンプ後に続きます。
 

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アンティキテラ古代ギリシアのコンピュータ (単行本)



2000年前の沈没船から、引き揚げられた奇妙な謎の機械「アンティキテラ」を巡る物語のようですが、両ブログでは

404 Blog Not Found:事実は小説より稀にして貴なり - 書評 - アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ

す・ご・い。

もし風呂で読んでいたとしたら(おすすめしないが)、"Eureka"と叫びつつSMAPPAで街を徘徊してもおかしくない一冊。


アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ - 情報考学 Passion For The Future


こういう"忘れられた科学技術"をもっと探してみたら面白そうだ。実現されなかった未来ベクトルに新たな意味が見いだせるかも知れないから。

科学者達が解読の名誉を求めて繰り広げる熾烈な競争が熱い。


と評されています。
科学に関する知的好奇心と歴史をめぐるロマンを感じられる一冊のようですね。



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理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書) (新書)



タイトルを聞いただけで「難しそうだな」と、身構えてしまいそうですが、新書なので一般の方にもわかりやすく書かれているんじゃないかと思います。

404 Blog Not Found:不可能性・不確定性・不完全性 - 書評 - 理性の限界

本書「理性の限界」は、まさにタイトルどおり、理性が理性であるがゆえに生じる限界--実は矛盾を、理性的に留まらず感性的にも、理系にとどまらず文系にも届く言葉でまとめた一冊。

[中略]

難しそうな名前はたくさん出てくるが、しかし理解が難しい本ではない。しかし応用、すなわち「限界をどう乗り越えるか」はやはり難しい。これぞ名著である。すぐに読めるのに、何度も読み返したくなる。でも読み返すのがちょっと怖い。こういう本こそ常備しておくにふさわしい。あなたの本棚にも、是非。


理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 - 情報考学 Passion For The Future


ゲーデルの不完全性定理、ハイゼンベルクの不確定性原理、アロウの不可能性定理。それぞれを数学と論理学の限界、科学の限界、民主主義の限界と言いかえることもできる。3つの限界から、人間は何をどこまで、どのようにして知ることができるかを、仮想的なシンポジウム形式で議論する。

[中略]

しかし、知的好奇心は満たされる。理性でとらえられないもの、理性を超越したもの、を考えるのは、とても楽しい。囚人のジレンマ、ナッシュ均衡、ラプラスの悪魔、シュレディンガーの猫、アインシュタインの相対性理論、神の非存在論、コンドルセのパラドクス...限界を説明するための何十個もの理論が紹介されている。科学や哲学の世界を積み上げ式で全部理解していくとしたら大変だが、こうした限界点を一周めぐることによって効率よく人間の知の全体像が見えてくる気がした。


なかなか、歯ごたえがありそうな本ですね。逆に、年末年始などの比較的時間があるときに読むのには、ピッタリの本かも。



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傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書) (新書)



「いやいやいや、傷は消毒しなきゃダメでしょ。常考」と突っ込みを入れたくなるタイトルです。

404 Blog Not Found:体育会系から理系へ - 書評 - 傷はぜったい消毒するな

なに、このぶっとんだ面白さ!

そう。面白い。これを読めばもちろん傷の直し方もわかるけど、むしろそちらがおまけで本当の主題は「生態系としての皮膚の科学」。エンジニアで非サイエンティストが七転八倒した結果生み出した理論は、総じて役にも立つし面白いのだけど、いやはや、こんな身近なところにこんな凄いのが転がっていたとは。



傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 - 情報考学 Passion For The Future

驚き。食品包装用ラップで傷が治る?。2001年よりインターネットで傷を消毒しない、乾かさない「湿潤治療」を啓蒙する医師の書いた本。コペルニクス的な転回が面白い。

[中略]

この治療の話が面白いのは、がんや難病の話ではなくて、日常的な擦り傷、切り傷や火傷の治療だということだ。しかも入手困難な薬が要らず、サランラップでまにあう。誰でもほいほいと気軽に試すことができる。そして試した人々からはてきめんの効果があったと報告が集まっている。


身近な「傷」の治し方にも常識の罠がひそんでいたとは...
常識と思っていたものを見直す発想のヒントにも役立ちそうですね。



以上、アルファブロガーが書評を書いた本の中から、2009年科学系書籍ベスト3を選んでみました。


2009年も面白い本がたくさん出ましたが、2010年にはどんな本が出てくるんでしょう。今から楽しみです。

ギズモードでは2009年には『眠れなくなる宇宙のはなし』が大人気でした。2009年は宇宙に関する話題が多かったですからね。こちらも来年どんな本が人気になるのか楽しみですね。


(聖幸)
 

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眠れなくなる宇宙のはなし (単行本)




 

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コメント(1)

湿潤療法を信じ切るのはやめた方がいいよ

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