ドイツ、電磁パルス(EMPT)で硬鋼を切る新工法発見

ドイツ、電磁パルス(EMPT)で硬鋼を切る新工法発見 1

車体は硬くないと衝撃から守れないけど、

硬過ぎると今度は穴が開かないのがジレンマですよね。

ある程度硬さのあるボディを切る技術ってものすごく大事なんですけど、機械だとすぐ磨り減るし、レーザーは電力消費が激しくて時間もコストも嵩むし...

と、そこで登場したのが「電磁パルス」で切る新工法です。

独ケムニッツの「Fraunhofer Institute for Machine Tools and Forming Technology IWU」(フラウンホーファー協会IWU)が主にアルミを伸ばすのに元々使われてた電磁パルス技術(EMPT)を独Alenzau社に提供してもらって、これに改良を加え、硬鋼に穴を開けてみたところ、ななんと! レーザーより最高で7倍ぐらい速くできちゃったんです!

チーム率いるVerena Krausel博士は、「レーザーが1.4秒かかるところ、電磁パルスは200ミリ秒で済んだ」と話していますよ。

機械で穴を開けると無用のもの(専門家が「切断バリ」と呼んでる)が残るんですが、電磁パルスはその心配もなし。時間もセーブできる上、コストも他の手法のほんの一部で済んじゃうのだそうですよ?

すごいのはそれだけじゃありません。鉄にぶつかるときの圧力がすっさまじいのです。

 

鉄に与える(パルスの)衝撃圧力は約3500バール。指の爪の上に小型車3台分の重量を乗せたに等しい圧力が発揮できる。

爪1枚の上に車3台...? 車3台。爪1枚。 い、いやあ、この説明聞いただけで、よくわかんないけど史上最強の切削技術という気がしてきましたよ。実用化が楽しみですね!

[Phys Org]

写真:Current

Rosa Golijan(原文/satomi)

UPDATE: 訂正いたしました、ご指摘ありがとうございます!