ちょっと待って! ネットブックを買い換える前に知っておきたいこと

ちょっと待って! ネットブックを買い換える前に知っておきたいこと

そろそろ次世代ネットブックがでますけど、今度のはHDビデオ再生も大丈夫、なんて思っていたら大間違いですよ~

次世代ネットブック用CPU、Pineview Atom N450は来年1月に登場予定、さらに高速のN470チップは3月。またIon グラフィックスを搭載したネットブックも登場予定で、Eee PCが最初になりそうです。AMDは相変わらずネットブックに対して冷めてます。

詳しくは続きを読むからどうぞ!ネットブックの細かいキーボードを使うのは、まるでバスケットボール選手がミニ・クーパーを乗りまわすかのような無理があるんですけど一旦それはおいといて、ネットブックはカワイイですよね(実際には 両論)。今もっとも興味があるのがHDビデオ再生ですが、すべてのネットブックがスムースに再生できるとは限りません。

次世代インテルチップ

以前インテルの全チップ解説をしましたけど、Pineview Atomプロセッサ(シングルコア N450とデュアルコア 510)はCPU、GPU、メモリコントローラを同じチップ上に統合してます。MSIによるとこの利点はグラフィックス性能が向上し、消費電力も20%ほど低下するとのこと。

非公式情報によるとMSIはPineviewプロセッサを使ったPine Trail-MネットブックをCESで発表。発売予定のU150は折り畳み可能な10インチタッチスクリーン液晶を採用し、Windows7を搭載とのこと。DigiTimesによると発売日は1月10日。つまりAsus、Acer、Lenovo、MSI各社からAtom N450を使ったネットブックを発表するのは12月末で、実際に手に入れられるのは1月11日になる見込み。もちろんその前週に開催されるCESでプレビューしますよ。

またDigitTimesによると、1.83GHz N470が3月頃に登場予定。これは以前リークされたPine Trail-M ロードマップと合致しますね。従来ネットブックといえばマイクロソフト、インテルとの協定により1GBのメモリ実装までとなっていましたが、N470からは2GBが推奨される模様です。

さあ、N450ベースのネットブックがHDビデオをスムースに再生できるのでしょうか?

Engadgetによると、30ドルほどの外部チップ、例えばBroadcomのCrystal HDビデオアクセラレーターなしには厳しいそう。インテルのロードマップにものってないし、HDビデオを無視しっぱなしですね。

ちょっと待って! ネットブックを買い換える前に知っておきたいこと

ところでNVIDIAのIONネットブックはどう?

実は今非常に興味があるのが、NVIDIAIONプラットフォームのパフォーマンス、特にHDビデオ再生品質ですよ。確かに Pine Trail-Mは安いんですけど、コストパフォーマンスが本当にいいかは微妙。

さらにNVIDIAが隠し玉で持っているのがFlashビデオアクセラレーション機能。IONプラットフォーム採用のHP Mini311を使い、外部モニター上で YoutubeのHD動画をフルスクリーンでスムースに再生してます(注:動画後半)。Flash 10.1の最終版が出ると、来年半ばにはこんな風にしてみんな動画みるようになるんじゃないですかね。待ちきれない人はベータ版をどうぞ。


720p HDビデオをスムースに再生するデモ動画

最新情報によると EeePCで初めてIONを採用した 12.1インチ Eee PC 1201Nが米Amazonで500ドルで予約可能になりましたよ。IONベースの他社ネットブック、HP Mini 311(11.6インチ)、Lenovo IdeaPad S12(12.1インチ)、Samsung N510(11.6インチ)と同様1月出荷開始です。ただ既存(Diamondvilleクラスの)Atomプロセッサ採用なのでご注意を。

PineviewプロセッサのいいところはIONと互換性をもっていて、統合グラフィックスチップ以外にも対応しているということ。NVIDIAはAtomネットブック用の2世代目のION、Ion2チップセットを準備中、今年末にも発表になるらしいです。ということで、間違いなく来年1月のCESではIon2ベースのネットブックがお目見えすることでしょう。ただ実際に購買可能になるのは早くて3月か4月ごろになるんじゃないですかね。

NVIDIA Ionグラフィックスとインテル PineviewプロセッサN450搭載のネットブックが出てきたら、なんて考えるとウットリしますね。本当に待ち遠しいです。

百花繚乱のネットブック、タブレットPC、電子ブックリーダー

そうそうAMDを忘れてました。AMDはながらくネットブック市場に参入してませんでしたが、今度インテルの低電圧(ULV)プロセッサ対抗のCongoプラットフォームを投入します。AsusはAMD CongoベースのEee PC 12.1インチATI Radeon HD3200グラフィックスを採用して1080pのHD動画に対応するものを投入予定とのこと。

来春のCESが盛り上がってますけど、未だ沈黙を保っているのがARMとVIAです。ARMとVIAは未だにネットブックをどうするか迷っている風。Asusが来春にはアンドロイドベースの「Smartboook」を計画、NVIDIAはARMベースのTegraチップを強烈プッシュしているのと対照的ですね。AsusはさらにGoogleが開発しているChrome OSを採用したネットブックを他社に先駆けて2010年下期に投入予定。さらにさらに、もう数え切れないほどの電子ブックリーダータブレットPCが待ち構えてます。そうそう、Appleのタブレットも来るじゃないですか。

こんなに色々なデバイスが出てくるんじゃ、ネットブックの買い替えも慎重になりますね。安くなったとはいえ、5万円というのはホイホイと買い換えられるお値段じゃありません。いずれにしても煌びやかなラスベガスで開催されるCESで見られるので、また詳しくお知らせしますよ。続報を待ってて下さい。

Danny Allen(原文/野間恒毅)