カプセルホテルで1年暮らせますか? 新たな日本体験スポットが祭りに...

2010.01.26 10:00
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まずは一晩だけ泊まってみたい外国人も急増中...

カプセルホテルって、ある意味で現在の日本社会を代表するスポットだったりもするのかもね。ラグジュアリー&快眠を追求した「9h」なんてコンセプトまで登場して、日本でカプセルホテルが開業し始めた頃の、終電を逃しちゃったサラリーマンが仕方なく一夜をしのぐための場所という存在から、都会の喧騒の中でも快適に過ごせるプライベートスペースの提供へと変化も遂げつつあるようですが、それにしても近年の経済不況の煽りで、当初は予期されたことすらなかった宿泊事情も目立ってきてるんだとか。

海外で広く紹介されて以来、日本人の想像を超えた大反響まで沸き起こしてしまったカプセルホテル居住者の生活実態...。日本といえばアニメ大好きおっぱい狂という米GIZMODO読者の2本柱な固定概念に、新たなライフスタイル観も加わってくる予感ですよ。ではでは、知られざるカプセルホテル最新事情を続きからご覧くださいませ。
 

「この2年くらいでしょうかね。お客さんの中に、長期滞在で利用される方々が目立つようになってきました。最初は1週間ずっと泊り込む人が目に付くようになりましたが、そのうち利用客の皆さんからのリクエストで、1カ月の連泊ステイプランを用意いたしましたら、実は現在では当ホテルには300室のカプセルがあるんですけど、その常に100室以上が1カ月プランのお客様で埋まるようになってきました。私どもスタッフのほうでも、なんとか我が家のように快適に使ってもらえるように、玄関先では『お帰りなさいませ』の温かい一言で皆さまを迎えるようになりましたね」

月額5万9000円のステイプランを提供する、とある新宿のカプセルホテルの支配人の話に、戦後最悪とも言われる失業率や貧困生活者層の増加に苦しむ、現在の日本社会の悩みの一面が表れているようにも感じますね。

とはいえ、この話が海外で広く取り上げられたところ、驚きのコメントが殺到して各所で祭りになっちゃってるんだそうです。

「きっと長くは住めないだろうけど、こんなホテルがあるんなら、ぜひ一晩でいいから泊まってみたいなぁ

「この一部屋分のカプセルの広さって、もしかして我が家のベッドよりも狭い面積しかないんじゃないの?」

「これで月額5万9000円って、どうしてそんなに高いの? アメリカの片田舎の町だったら、その値段の家賃でベッドルーム付きの家にだって余裕で住めるのに...」

「いやいや、カプセルホテルをバカにしちゃいかんよ。その値段に、テレビもシャワーも、水道代も光熱費も、すべて無料で使えるように完備されてるんだからね」

「でもさぁ、ここでずっと暮らし続けるなんて考えられない。アメリカ人の9割以上は、ここじゃ1週間だって暮らせないんじゃないかな」

「セックスしたくなったらどうするんですか?」

「3日くらいだったら、それなりに快適に楽しみながらステイできた経験があるぜ」

「日本には24時間オープンしてるコンビニがある。だから、こういうカプセルホテルでだって、わりと便利に暮らし続けることができるんだろうな」

檻に入れられる動物の気持ちをしみじみと味わわされるんだろうね。だから、まずは泊まってみて、動物愛護の精神を培ってみるべきだ」

「きっと最大の問題は、ルームシェアという考え方がない日本文化にあるんだろうね。部屋をルームメイトと気軽にシェアできる習慣があれば、そんなに高い家賃に独りで苦しんで、こういうカプセルホテルで暮らすしかないって事態は避けられるだろうに...」

う~ん、海外の皆さま、本当に好き放題にいろんな意見を書き込んで盛り上がっちゃってますよね。もしかして、アキバにカプセルホテルっていうツアーコースが、プチ日本文化リアル体験の観点からも人気が出てきちゃったりしてねん。

なにはともあれ、今年は景気の良い話が増えて、もっと元気な話題で日本のことが海外から注目されるようであってほしいものですよね。


[New York Times]

Kyle VanHemert(原文/湯木進悟)
 

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