ステファン・フライさんはiPadを絶賛

ステファン・フライさんはiPadを絶賛 1

まずは5分間、使ってみて! とのこと。

イギリスの俳優で、テクノロジー評論の重鎮でもあるステファン・フライさんが、iPadについての長文エッセイを書いています。フライさんはiPad発表イベントの際、アップルのジョナサン・アイヴさん(多分飲み友達)と一緒に会場を抜けだそうとしている(ように見える)ところを目撃されていましたけど、このエッセイは実際にiPadを見て書いたもの...だと思います。

「残念ながらイギリスで2人目のMac購入者」として有名なフライさん(1人目は脚本家でMac愛好家のダグラス・アダムズさん)ですが、今回のiPad発表イベントで「アップル教信者のための新製品発表集会に参加するのは初めて」と認めました。

宗教のたとえを使いながら、フライさんは次のように書いています。

最初のiPhoneと同様、iPad 1.0はまるで(イエスの先駆者とされる)洗礼者ヨハネのように、新しい道を切り開く者、という位置づけなのだろう。でも、iPhone 1.0(そしてヨハネ)と同様に、iPad 1.0自体がすでに十分素晴らしく、それ自体びっくりするくらいエキサイティングな代物だし、今すぐ欲しいと思わせる製品だ。今年中には、他のどんな会社もこのような製品を作り出すことができないだろう。

次期iPadが楽しみだとして、こんな風にも。

将来的に、iPadにふたつのカメラが付いてビデオ会議ができるようになり、GPS機能やその他もろもろ(たとえば1080 HDのTV受信・録画機能とか、超小型プロジェクター)が搭載されれば、そしてiBookストアが1億ダウンロードを記録して、今はどんなものがいいか想像がつかないけれど、数千ものアクセサリーや周辺機器がiPadの使い勝手を改善してくれれば...そのときは、今iPadについて否定的・懐疑的な意見を言っている人も、そんな意見を忘れてしまうことだろう。

iPadについて絶賛する一方、その欠点についても認めています。

iPadについてはいろいろ課題もあるだろう。マルチタスクじゃないし、いまだにFlashもなし。カメラもない、GPSもない。でも、使ってみればこういう問題はどうでもよくなるはずだ。

とにかく、「まずは5分間使ってみて、それから判断すべきだ」と言いたい。iPad解説のYouTube動画やプロモーションビデオを見たり、プレゼンを聞いたり、いろんな機能のリストを読んだって、それだけではこの実際に使ったときの圧倒的な使用感は伝わらないと思う。

iPadを購入する理由は、フライさんによると「アップルの製品だというだけでも十分」ということで...。

2. アップル製品であること。別にアップル・ファンを気取っているわけではない。もしこれがヒューレット・パッカードの製品であったとしても、彼らはアップルとは違い、全世界に普及したOSも、オンライン販売網も持っていない。また、仮にこれがグーグル製品だったとしたら、彼らはハードウェアの生産をHTCに委託していることだろう。

アップルは、---これが一部の人にとっては信用できないとか、嫌悪する理由でもあるのだが---OS、ハードウェア、販売網、これら全てをコントロールできる。アップルはシリコンや、A4チップやバッテリーまでデザインしている。つまり、市場・技術・デザイン・ソフトウェアの全てについて、細部まで把握している。これを実現している会社は他に存在しない。

そして、iPadのような製品が可能になるのは、「アップルだから」というだけでなく、(みなさんもおわかりだろうが)スティーブ・ジョブズの確信があればこそであろう。他社のCEOは「まだまだ、やり直し。まだ足りない、まだ足りない、まだ足りない」と言い続けるばかりで、社員が殺したくなってしまうくらいなのだ。そこがアップルと他社の違いである。

相当な絶賛ぶりですが、とにかく使ってみなきゃわからないとのこと。実際手に取れる日が、待ち遠しいですね。

[Stephen Fry via T3]

Kat Hannaford(原文/miho)