拡張現実は広告に埋め尽くされる?(動画)

一見ポップで便利だけど、相当うっとうしい近未来像です。

現在拡張現実といえば、コンピューターがユーザーのいる環境の周りのものを認識して、ユーザーに便利な情報を現実の上に載せてくれるというものですね。でもそれが今後、バーレット建築学校在学中のケイイチ・マツダさんの描くように、広告ドリブンに染まってしまったとしたら?

無数の広告だらけの視野と音声。「広告レベル」を下げれば音声が消えて広告画像が減り、背景がキッチンであることがわかりますが、それでも広告だらけ。「広告レベル」を調節するときには広告閲覧の金額換算値らしきものが表示されてます。

レシピを簡単に調べたり(でも「紅茶の作り方」は調べないかも)、もろもろ新着情報をパっとチェックできたり、冷蔵庫の中身を管理してくれるのは便利ですが、きっとこういうユーザー情報も広告のターゲティングに使われるんでしょうね。

このビデオは、ケイイチ・マツダさんの建築学修士の修了作品として制作されたものです。マツダさんはこれについて一言。

20世紀後半は、建築物が広告などのメディア・スペースと統合して、ブランディングイメージ大量消費主義に貢献する新たな役割を担ってきました。拡張現実技術は、建築物と大量消費主義の関係をさらに変えていき、それによって僕たちの振舞い方も変わってきてしまうのではないかと思います。

うーん、たしかに、拡張現実技術では、視野とか音声の全部を広告にすることだって(この動画みたいに)可能ですからねー。それがうっとうしいと思う人は「広告レベル」を下げる代わりに、余計にお金を払ってね、という未来に、我々は向かってるんでしょうか?

[Vimeo via Likecool]

Jesus Diaz(原文 / miho)