ブラックホールに吸い込まれながら、見えた光景(動画)

ブラックホールフリーフォールするときの映像、だそうです!

ブラックホールに吸い込まれる、ということは、ほぼ光速移動ですよね。どんなことが起きるんでしょうか?

ブラックホールの地平線に近づくにつれて、周りの星の光の散らばり方が歪んでいきます。同時に光が一瞬赤みを帯びますが、これは光子が、光の波長を長くするブラックホールの強い磁場から逃げようとするためです。が、ほぼ光速移動しているので、ドップラー効果によってこの効果は相殺され、星は青白い色に戻ります。ブラックホールの中心では、宇宙全体がブラックホールを包み込む環のように見えています。上の映像は、こうしたブラックホールの働きをプログラムでシミュレーションし、再現したものです。

以下の映像でもフリーフォール時に見えるであろう光景が見られますが、ロケットによって落ちる速度を低下させた場合のシミュレーションになっています。

このシミュレーションプログラムはシュトゥットガルト大学のトーマス・ミュラーさんが独自に作成したもので、Linux版とWindows版がダウンロードできます。このプログラムでは、物理学と、ESA(欧州宇宙機関)のヒッパルコス衛星が捉えた11万8千にもおよぶ実際の星表を使って、宇宙におけるブラックホールの影響を再現しています。

たいへん興味深いですが、ブラックホールに落ちるのは、シミュレーションだけにしておきたいものですね。

[VIS via New Scientist]

Jesus Diaz(原文/miho)