植物状態の患者さんの脳がYesとNoでコミュニケーションしたよ。

植物状態の患者さんの脳がYesとNoでコミュニケーションしたよ。 1

            

植物状態の定義は、植物状態になった人に対して何をするか? ということに深く関係しているそうです。

この度、新しい研究で意識不明の患者の脳が質問に対して健常者と全く同じように反応して、「Yes」と「No」といった意思疎通ができている状態が観測されました。

「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」(NEJM)誌によると、54名の被験者のうちの、5年前に植物状態だと診断され男性の一人がYesかNoで答える問題に対して正確に答えたんです。ちなみに、答えはfMRIで脳の動きを撮影するという方法で観測されました。

上記のイメージでも分かるように、YesとNoは、脳の違う部分が活動しているんです。この患者は、「父親の名前はThomasか?」という質問に対して脳が「NO」と答えた事をfMRIが示し、次に「父親の名前がはAlexanderですか?」と質問された時fMRIは脳が正解の「Yes」と答えた事を示しました。

今のところ、54人の被験者のうち5名のみ意識反応がありましたが、「Yes」「No」のコミュニケーションをとることができたのは、この男性一人だけだそうです。

まだま事例が少ないですけど、この研究によって植物状態の定義や治療などについての影響がでてくるかもしれませんね。そして、博士の一人は、この研究を将来的には患者が感情や思考を表現して、生活の質を高められるようにしていきたいと語っているそうです。このテーマについては、いろいろなご意見を持っている人がいると思いますが、個人的には植物状態の人達がfMRIを使って、このYes Noテストを実施してもらいやすい環境になったり、コミュニケーションできる方法が一日も早く見つかるといいなと、希望を感じたりしています。

[Pop Sci]

-Kyle VanHemert(原文/junjun )