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【レビュー】3D映画「アリス・イン・ワンダーランド」は3Dの必要はないかも!?
ティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」観てきましたよ。
この「アリス・イン・ワンダーランド」や、先の「アバター」の3D映画の人気っぷりはすごいですね。昨年の12月にアバターが3D映画としては歴代最高のオープニング成績を記録したかと思ったら、なんと「アリス・イン・ワンダーランド」が早くも、その記録を塗り替えちゃったというくらいですから。
ということで、せっかく話題の「アリス・イン・ワンダーランド」を観てきたので、今日はレビューを書いてみることにしました。
ちなみに、僕は小さいころから何度となくオリジナルの不思議の国のアリスを読んだり、映画やアニメやテレビシリーズなどいろんなバージョンの不思議の国のアリスを観てきました。そのうえ、アリスグッズを集めたりするぐらいアリス・オタクなんです。そんな、アリス・オタクな僕の感想は、結論からいうと最高でした! でも、3Dじゃなくていいよ。です。
ネタバレあります
はっきり言って、僕はこの映画の全てが好きです。3Dなところ以外は。別に3Dを嫌悪しているわけではないけど、気が散っちゃって不愉快だし、クラクラ眩暈がしちゃいました。
ただ、映画自体は、シンプルで奇妙で楽しくてLewis Carollのクレイジーな冒険の世界はいい感じ。ストーリー、セリフ、写真、ディレクション、演技は全て完ぺきだったし、デジタル効果も白い兎の繊細なディテールの刺繍が施されているベストから、複雑なシナリオをパーフェクトに表現していました。デザインは、他のティム・バートンの映画と同様でこれ以上はないよっていうぐらい最高! そして、キャラクター達、コスチューム、セットなどなどの全てから、John Tennielが描いたオリジナル本の挿絵のスピリットがあふれ出ているところも気に入りました。
更に注目すべきは大人になったアリス! きっと映画を観終わる頃には、あなたもミア・ワシコウスカに心を奪われちゃいますよ。特に光り輝く鎧を身に付けた時とかね。
でも、本当に3Dのおかげで「アリス・イン・ワンダーランド」は、残念な感じになってしまうんです。この、3Dのアリスの唯一の問題は3Dを念頭にしてディレクションされた感じがしないところ。バートン監督は、いつもの彼の映画のように、カメラ運動、アングルの転換、被写界深度、場面展開やフレーミングで遊んでいるんです。
一連のアクション場面を例にあげると、Crispin Globverが不気味に演じるハートのジャックと彼のトランプ兵が森の中でアリスを追っかけるシーンでバートン監督は、フォアグランドで遊んで、草花や木の枝をねじったりして、聴衆の不安レベルを増加させるようなカメラワークをしています。
2Dだと、これがアクションを更にワクワクさせる効果となったり、映画の美学を表現してくれるんですけれど3Dだと、逆に気が散っちゃうというか煩わしい感じになってしまうんです。そして、カメラが動くたび、被写界深度が変わるたびに同じことが起こり、3Dのイリュージョンが台無しに...。多分、これはいつもの現実世界で、僕達が脳の中で処理している方法と違っているから混乱してしまうんだと思います。本当の世界では、誰も僕達に強制的に被写界深度を変えさせたりしないですからね。
ただ、クレジットを観ている時に気付いたんですけど、幻想的なキノコと植物が箱の中で増大していく時に、本当にビックリしたんです。新しい世界が自分の目の前に開けていくような気がして。
現実と奇妙な植物を区別するのに苦労しちゃうぐらいリアルでした。僕の隣で観ていた妻が「うわぁ。オー、うわぁ」と叫んでいるのが聞こえてきたんで、そう感じたのは僕だけじゃなかったようです。この時は結構楽しめたんです3Dを。というのも、クレジットの間カメラの観点は固定され、イリュージョンは完成されていていて、僕達を眩暈で苦しめることも無かったから。まるで劇場で劇をみているかのようで、全てがそこにあるってかんじでした。
これこそ、3D映画の魅力なんだろうと感じる一方で、3D映画を観ると眩暈がしてしまったりする人が多いのも事実です。多分、シネマの発明以来、人間は様々な経路に発展した映画言語を開発してきたけれど、それら全ては、ディレクター達が彼らの映画を心の中で構成し、1枚の銀幕に二次元の世界を映し出すというアイディアを中心に展開してきたものだから。でも、本当に3D映画を撮りたいなら、恐らくディレクター達は3Dのために新しい映画言語を発明する必要があるのかもしれません。全て焦点が合っていて、アクションにダブリがなくて、被写界深度が決して変わらないという。多分、彼らは劇場と固定カメラのルールを研究してみてもいいのかも!?
いうことで、もう充分おわかりだと思いますけど、個人的には、アリス・イン・ワンダーランドは、イチオシ映画だけど、行くなら2Dがお勧めです。3D版と見比べてみるのもアリかもですね。もし見比べたら、感想教えてください~。
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まぁ、モノクロからカラーになった時も、映像表現の仕方の違いから苦労したというし。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/4362/sk-d-1.html
これからに期待です。