これなんだ? おつかれさまです! と言いたくなるかも

※ギズモード今回のテーマは「Memory [Forever]」

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これなんだ? おつかれさまです! と言いたくなるかも 1

これ、なんでしょう?

うーん。誰かの絵にモザイクかけたもの? 都会の空の色の変化を表したもの?

...答えは続きでどうぞ!

 これは、IBMの研究員二人組によるWebサイトMany Eyesのアートワークです。Many Eyesでは、いろいろなデータを可視化した作品をいくつも発表しています。研究員のひとり、マーティン・ワッテンバーグさんがWiredで初めてインタビューされてから2年になります。

彼らは特に言葉の可視化にこだわっているのですが、その理由についてワッテンバーグさんはこう話しています。

言葉は、我々の持っているデータ圧縮技術の中で最良のもののひとつです。

文芸作品、さらにはeメールでさえも、私たちの人間としてのアイデンティティをエンコードしています。確かに、言葉に関するルールは、粒子加速器とか、人間の脳のモデルから作り出されるものほどすごいものではないかもしれません。でも、言葉に込められる意味には、バイトでは測れない何かがあります。作家ヴォルテールのたった12語のフレーズが、人生経験全てを言い尽くすこともできるのです。

そしてまた、言葉で書かれた膨大な文書を理解する手法は、数字に比べて発展途上なので、可視化によって直感的な理解を助けたい、とも述べています。

で、この作品は何かというと、Wikipediaでの、管理者の方々の編集活動を可視化したものです。対象になったのは、英語版Wikipediaの管理者のみなさんの、ページの保護や削除、誤字脱字チェックといった行為です。それらの編集に伴って使われた言葉を一定のルールで色に置き換え時系列で並べています。

この画像の上の方は同じような色が続いていますが、これは管理者の方がサボっていたということではなくて、ずっと同じテーマ(たとえば「海軍の船」とか)を編集していたりすると、このように色が一定になります。逆に、色が次々に変わる部分では、違うテーマを次々に手掛けていたりするときにこのようになります。おつかれさまです~。

Wikipediaは、まさに言葉で書かれた膨大な文書。ワッテンバーグさんによると「完全性の思想」があるから気に入っている、とのこと。「人類の知識を包含しているという意味で、非常に大きな存在」だそうです。

言葉を色に置き換えて時系列に並べることは、Wikipediaだけでなく、自分のメールでやってみたらどうなるんだろう? なんて考えると面白そうですね。

また、最近のMany Eyesのプロジェクトでは、米国の移民火葬の状況を可視化する、なんてこともされているそうです。

Memory [Forever]とは?

ギズモード今回のテーマは「Memory [Forever]」。

デジタルにエンコードされたメモリー、永久に残るメモリーの意味を一緒に考えていきます

[Many Eyes via Wired]

Kat Hannaford(原文/miho)