MITのMedia Labが新しくなりました!

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MITって中身も外身もかっこいい!

アメリカがボストンに旅行に行く事がありましたら、マサチューセッツ工科大に是非お立ち寄り下さい。キャンパスツアーに参加するもよし、学生さんとお話するもよし、外から眺めるだけだって十分よし!

GIZMODOでも話題に事欠かないMITのMedia Labが増設されなんともステキな建物が建ちました!

今までの建物がどんなだったかご存知ない方は、これです。下の写真ですね。この建物もまだありますが、その裏(横?)に新しく増設された建物がトップの写真です。

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デザインはプリツカー賞受賞の建築家 槇 文彦氏(槇総合計画事務所)

建築費用は9000万ドル(約81億円)広さ16万3000平方フィート(約151平方キロメートル)

6階建てのこのビル、まるで大きなテトリスのようです。建物のそれぞれのパーツがきっちりお互いはまり込んでいて、大きな完成したパズルの中にいるような気分にさせられます。槇氏本人が3月頭にMedia Labのオープニングにやって来たそうですよ。(建物自体は昨年12月から使用開始)

続き、どうぞ!

 

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6階建ての建物の全てのピースがそれぞれに繋がっていて、バルコニーもありますよ。

画家Piet Mondrian氏の「赤・青・黄のコンポジション」に触発されたという真ん中のカラフルな階段は、もちろん赤、青、黄色のカラーリングです。

色の美しさはもちろんですが、ここを訪れる人の目を最初に惹くのはやはりこの一面のガラス。中に入る前から、道を歩いている時から目を奪われます。MITのあるケンブリッジの街の決まりで100%ガラスの外壁は禁止されているそうです。

そこで槇氏の考えたアイディアとはすだれ! 竹のすだれにヒントを得て、外観をガラスとアルミニウムのすだれのミックス構造にしました。結果は美しく、そしてエネルギー面での効率も抜群。とてもオープンで気持ちのいい環境になっています。ここで研究する人はいいですねぇ。

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外からは建物内で何が起こっているのかが見えます。特に夜だとますます見えます。中での動きが実際に見えるだけでなく、中でどんな研究が行われ何が生まれているのかが見えるような気もしますね。

この中で何か起きているのか見えるようなこの構造(槇氏曰く「Filtered View」)は、点描画法のアーティストGeorge Seurat氏から影響を受けています。MITもこの開かれたスペースのアイディアに一役かっており、人体模型のイメージ等を提供したそうです。

さてこの素晴らしい建物の中で一体なにが起こっているのでしょうか? この新しい建物からどんな未来が生まれてくるのでしょうか?

今までも、OLPCプロジェクトに関わったり、LegoのMindstormsであれこれやったり、こんなのとかあんなのとかそんなのとかGIZMODOでも数多くMedia Labを取り上げてきました。

Media LabのディレクターFrank Moss氏によるとこれからは「技術が産業や、社会、ビジネスにどのように影響を与えていくかより掘り下げていきたい」とのこと。

Media Labの中にはたくさんの研究分野があります。その中で米GIZMODOの記者が見学に行った1つ、Fluid Media Labをご紹介。

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Arduinoをご存知の方は親しみやすい研究室です。他にも発行性の壁紙やら、スマートファブリックと呼ばれる布、縫い合わせることができるコンピューター、安価な3D技術等々盛りだくさん!!

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Media Lab中にある遊び心はもちろんそれぞれの研究者(生徒・教師)それぞれから発せられるものでしょうが、建物のデザインがそれを増幅させていると言っても過言ではないと思います。Moss氏はこの雰囲気を「真剣な遊び」とよんでいます。この建物内でそれぞれの才能やひらめきがお互いを偶然に見つけあい、あるラボからまた次のラボへと流れを作って行きます。そうやって様々な結果がでてくるのですね。

楽しそうです。遊びと言っても真剣な遊びである以上そこにはやはりミッションがあります。戦争で傷を負った兵士達のために義肢を開発しなくてはいけません、Legoのソフトウェアを使って子供たちがロボットというものを学ぶのを手助けなしくてはいけません、またはあなたが指差したもををなんでも再現することのできる魔法のような筆をつくらなくてはいけません。Mediaラボのミッションは本当に多岐にわたっています。そして中には夢のようなものもたくさんあるのです。

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真剣ではあるものの、また逆にこの遊び心がそれぞれのミッションをリラックスさせ未来を変える力となっていくのです。Media Lab、別名、Lifelong Kindergarten。幼稚園児が目の前のおもちゃで真剣に遊ぶように、研究者達は生涯、純真にそして真剣にミッションと遊んでいるのです。

Image credits: The Visible Man is a well-known see-through anatomy model from Craft House Corp. Composition in Yellow, Blue and Red from Wikipedia.

Jack Loftus(原文/そうこ)