NYの中学校が「ノート内蔵カメラで生徒を見張る方法」をPBSでデモ(動画)

全生徒に配布したMacBookで生徒の素行を見張る学校がここにも!

でも、このPBS放送が番組で紹介したNYブロンクスの中学校「Intermediate School 339」は、先のLower Merion学区と違い、

・パソコンの持ち帰りは禁止。使用は学校オンリー。

・教員室からウェブカムで見張ってることは生徒も予め知っている。

・ウェブカムは生徒がPhoto Boothなどで起動しない限り、先生の方から勝手に起動はできない。

なので状況はまったく違うんですけどね。

ここの中学校は校内暴力が絶えない荒れた学校で、テストの平均点も低く、数学で及第点が取れる生徒は全体のたった9%だったそうな。そこでなんとかしようと、ジェイソン・レビー(Jason Levy)校長が思いついたのが「Googleアプリとラップトップを使ったターンアラウンド計画」です。NY市教育委員会のiTeachiLearn事業を通して全員にラップトップを配って宿題もオンラインでやってもらおうと、2006年9月に6年生(アメリカは学区ごとに小中高の切れ目が違う)に配って順次導入しました。

最初は「ブロンクスのこと知ってる人はみな懐疑的だった」(教諭A)けど、3年後の2009年3月(2分11秒)にはなんと62%の生徒が数学で及第点を取るまでに!

「集中力散漫だった子も熱心になりましたね」、「教員の仕事は2002年に始めました。最初はチョークだけだったのが、マーカーになって、今はスマートボード。こっちも変わらないとね」と教師たち。生徒も「先生は誰がどの答えを間違ったか知ってて、みんなよく間違える問題はやり直してくれるんだよ」と満足げです。

注目の遠隔操作のデモは4分40分から先です。教員室のパソコンでダン・アッカーマン(Dan Ackerman)教諭が「Observe」ボタンを押すと、生徒のリストがずらり。ひとり選ぶと、その生徒が今見ている画面がそのまま見れます。「これ見ながら髪やメイク直す子が本当に多いんですよ、鏡みたいに使ってるんですね」と教頭(4分52秒)

「こっちから見えてることにも気づいてないですね。ちょっと写真撮って驚かせてやりましょうか(3、2、1...気づいて逃げる生徒。笑う取材者)」(5分13秒)

「勉強に戻ってね」とチャットに割り込む教頭(5分28秒)

「まあ、勉強ちゃんとやってる限りは、学校のラップトップを鏡に使おうが、チャットに使おうが自由です。うるさいことは言いませんよ」と理解ありげな教頭。

「複数の窓を開けてますね」と観察に戻る教頭(5分50秒)

...とまあコンピュータ附属のウェブカムに映る生徒の顔はもちろん、画面も筒抜けなんでございますね!

米GIZMODOが「ビッグブラザーでもあるまいし気持ち悪い」と騒いだら、読者から「どこが問題なんだ」、「勤務先と同じだよ」、「うちの地元は高校も大学も備品のコンピュータはみんなモニターされてるぞ」とコメントが...

そんなわけで、みなさまもこれからは公共のパソコン使う時は誰かに見られてるという前提で使おうね!

[PBS via BoingBoing]

Brian Barrett(原文/satomi)