任天堂、「競合他社は恐れていません」と言い切る

任天堂、「競合他社は恐れていません」と言い切る 1
iPadへの強気コメントもありましたね。

WiiNintendo DSとここ数年勝ち組を続けてきた任天堂。先日はアメリカでもNintendo DSi XLを発表しました。この勢いがいつまで続くのか、ウォールストリートジャーナルが、任天堂アメリカの社長レジー・フィルズエイム氏にインタビューしています。

Q : Nintendo DSi XL発表の際に、ソフトウェアとしてレシピ集「America's Test Kitchen」「100 Classic Books」のふたつを紹介されましたね。Nintendo DSは、より幅広いエンターテイメント機器として位置づけようとされてるのでしょうか?

A : これまでもつねにWiiもDSも、エンターテイメント・プラットフォームとして位置づけてきました。たとえばBrain Age(訳注:日本の「脳トレ」北米版)やBrain Age2は、従来のゲームとは一線を画したものでした。このようにしてユーザー基盤を拡大する方向性はこれからも継続します。

Q : 今消費者にとっては、アップルiPod touchiPhone、近々発売されるiPad、さらにはFacebookにある無料ゲームなど、さまざまな選択肢がありますが、この状況をどう戦っていかれるのでしょうか。

A : 結局、消費者が持っている時間は同じです。みんな食事をし、眠り、働いたり学校に行ったりしますが、それ以外の時間はエンターテイメントです。そう考えると、任天堂はいわゆるこれまで定義していたエンターテイメントだけでなく、新しいメディアや、音楽視聴など新しい形態のエンターテイメントと競合しているわけです。

でも、我々は他社より革新的です。我々の哲学「何かひとつ、他のデバイスの時間を奪えるような、特別に良いことをする」というものです。Wiiを発表したとき、最初で最先端のゲームプラットフォームを作り出しました。その後も他の要素を加え、改善してきました。Nintendo DSiもまた、最初で最先端のゲーム機でした。他社もそれなりのものを作っていますが、様々な点で「優れている」とは言い難いものになっています。そこが我々の違いです。

Q : なぜ、ゲーム機をもっと高解像度にしないのですか?ニーズに後れを取っていると思いませんか?

A : もし(代表取締役でゲームクリエイターの)宮本とソフトウェア開発チームが、現状のハードウェアで実現できないようなゲームのコンセプトを作ったとしたら、それが次世代ハードウェアを検討するシグナルだと思います。単にWiiをHD対応させるだけではゲーム体験を改善することにはならないでしょう。

Q : マイクロソフトがコントローラーなしのゲーム技術を開発したり、ソニーがモーションコントローラーを開発したりしています。どちらも今年中には発表される予定です。心配はされていないですか?

A : 競合他社は恐れていません。モーションコントローラーは発売当初からWiiの主要な構成要素です。6000万台以上のリモコンを販売しましたし、Wiiの面白さからは切っても切り離せない存在なんです。が、モーションコントローラーを使った面白さを作り出すことがいかに難しいかもわかっています。だからこそ、他社のどこよりも早く、その面白さを強化することができると考えています。

Q : 任天堂の将来に向けたビジョンはどんなもので、現在の勢いをどのように維持されるのですか。

A : 近い将来、WiiとNintendo DS向けに優れたソフトウェアを発表することと、Nintendo DSi XLやWiiのクラシックコントローラPROようなハードウェアアクセサリを充実させることです。

E3で、今年のホリデーシーズン(年末商戦)に向けた計画を発表することになるでしょう。この5、6年、この分野を引っ張ってきた状況を続けることが当面の目標になります。

すごい自信ですね。次の5年後、任天堂のポジションはどうなっているでしょうか?

[WSJ]

matt buchanan(原文/miho)