人間の記憶を永遠に:デジタルメモリ

※ギズモード今回のテーマは「Memory [Forever]」

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人間の記憶を永遠に:デジタルメモリ 1

我々はたくさんの記憶をメモリに記録として残しています。

一説には、オンラインに我々が残している記憶メモリは今まで私たちの祖先が残してきたものより多いと言います。記憶とメモリの未来はどうなるんでしょうか? 記憶がメモリに組み込まれる時、どうなってしまうのでしょうか?

写真を撮る。美味しそうなチョコケーキの写真を撮ったとしましょう。さて、食べようとする時、その写真をアップロードしてみんなと共有。みんな...それは友人数人かもしれないし不特定多数の何千人かもしれません。

その写真、そのチョコの写真は自分の脳の中に記憶として残り、そしてそれを撮った携帯、パソコン、そして画像をあげたFlickr・Facebook・Twitter・Google・Tumblr・Appleの所持するサーバーにデータ、メモリが残ります。そしてまたその写真をみた多くの人達の記憶にも忘れるまでは残ります。このようにデジタルメモリはただたくさん残るだけではありません、デジタルメモリは世界中に散らばって多くの人の記憶に入り込んでいくことになるのです。自分が行けなかったイベントですら、何百という写真を目にしますからね。

パソコン用の初のハードディスクは1980年SeagateによるST-506。5.25インチのディスク、5メガバイトで値段は1500ドル(13万5000円)。現在、2テラバイトで3.5インチのSeagate Barracudaのハードドライブはたったの180ドル(1万6000円)。つまり今はハードディスク登場当時と比べて、40万倍のストレージが8分の1の値段で手に入る世の中なのです。

では、人間の脳は? 専門家によりますと、人間の脳は10テラバイトから100テラバイトくらいのデーターを保持できるそうですよ。

ん? 人間の脳とドライブ、この2つのデータ量を同じ単位で示すのですか? なんだか変な感じもしますね。

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 質と量について考えてみましょう。

デジタルメモリは質・量ともに、どんどん向上しています。例えば、Canon 5D Mark IIのデジタル一眼で撮影した1枚のRAW画像は約20メガバイト=登場当時のSeagateのドライブのすでに4倍のデータ量。新聞界でフィルムからデジタルへの本格的移行に使われ始めた1999年登場のNikonのD1で撮影された画像は2.7メガバイト、Canon 5D Mark II撮影の写真はこれの7倍。携帯で撮る写真の4倍にもなります。米GIZMODOのWilson記者は彼の子供と猫にゃんの写真が計約4万枚。Adam記者は音楽データがパソコンの中に120ギガバイト、しかもそのうち半分は誰も聞いた事がないような曲。あなたはどうですか? どんなデータをどれだけ持っていますか?

一方で、私たちの脳で一体どれだけのデータ量を記憶し続けることができるのでしょうか?

今日食べてあまりのおいしさに感動したチョコレートケーキ、唐揚げ、友人との楽しいピクニック、ずっと楽しみにしていたあのガジェット発売のイベント、そういったものをどれだけ忘れないでいられるでしょうか? 時が経てば、きっとその日のあの写真あのビデオを見るまで忘れてしまっているでしょう。もっと言ってしまえば、我々は死んでしまったら私たちのもっている記憶は我々の体と共に消えてしまいます。

でも、たとえ人間の脳の中に存在する記憶が消えてしまったとしてもデジタルデータは残ります。フォーマットが変化していったといしても、それをエンコードすることができれば、データはいつまででも(詳細を失わずに)見ることができますし、オンラインにあげたものならば、世界中に広まって多くの人が目にする(そして保存する)ことができます。

つまりは我々はある物事の記憶を、脳の外にデジタルデータとして保存することによって記憶を永遠に存在させることができるのです。メモリーが永遠に存在し続けるためのメモリ。記憶とデジタルデータ。

それともデジタルデータは記録であり記憶とは大きく異なるものなのでしょうか?

Memory [Forever]とは?

ギズモード今回のテーマは「Memory [Forever]」。

デジタルにエンコードされたメモリー、永久に残るメモリーの意味を一緒に考えていきます

matt buchanan(原文/そうこ)

 

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