癌治療法の未来

癌治療法の未来 1

技術は医療に役立ち、そして人を救う!

黒い点々が上の写真にあります。その点々こそが癌をやっつけてくれるかもしれないヒーロー、小さな小さなロボットナノボットです。ナノボットは体内に入ると、癌細胞にパンチを喰らわせ、癌細胞をピンポイントでやっつけてくれるそうなんです。

しかも、この治療法は副作用がなく、実際の治療でも成功を収めているとか!

カリフォルニア工科大学で癌治療のためのナノボットを開発した研究室リーダーのMark Davis氏によると、「ナノボットが体内に入り込み抗体から逃れて、siRNAを運び成分を破壊」する仕組みだそうで、有害な細胞の特定の遺伝子だけを攻撃し破壊する技術の発見によって可能になったそうです。

Nature誌で発表された論文によりますと、氏は、簡潔かつ安全にRNAiをがん細胞まで運ぶ方法を発見。その方法はRNAi(RNA interference:RNA干渉)と呼ばれ、ナノボットに応用されたということだそうです。

癌治療法の未来 2

2つのポリーマーとタンパク質からなる70ナノメーターのロボット、これが癌細胞の表面にくっついてRNAの1部であるsiRNAを運びこみます。これがタンパク質の生産をストップさせて有害な細胞への栄養供給をたち破壊に追い込むわけです。この有害細胞破壊のための行動を終えると、ナノ粒子はさらに小さく小さく分解され、最後には尿となって体の外にでます。

この治療法の素晴らしいところは、このナノボット達を必要なだけいくつでも送り込み癌細胞に攻撃をかけられるというところ!

Davis氏曰く「多く送り込めば込むほど、より多くが目的地の悪腫瘍細胞までたどりつくことができる」そうで、最終的に人体実験を最後まで続け、どんな状況でも副作用がないことを目指しています。

さらには、「事実上どの遺伝子もターゲットにすることが可能です。タンパク質全てがターゲットになり得ます。私の目標は、患者の健康を整えるとともに、悪腫瘍が全て溶けてなくなってしまうようにすることです。我々はその目標にまた1歩近づいたと言えます。」と語ります。

医学ってすごいなぁ。

[Caltech via Nature]

Jesus Diaz(原文/そうこ)

 

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