Adobe、Apple提訴の噂

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アップルvs.アドビ戦争が一触即発です。

IT Worldが複数のソースから得た話によると、アドビがアップルを相手取り数週間以内に大掛かりな訴訟を起こすべく目下準備を進めているとのこと。

iPhone 4.0開発キットと一緒に発表になったSDKのアップデートでは、Flash(およびMicrosoft Silverlight)で開発してからコンパイルしたiPhoneアプリを全面禁止とする新条項が盛り込まれ、アドビが半年がかりで開発してきた「Creative Suite 5」(中間翻訳コード出力するPackager for iPhoneが目玉の機能だった)が発売のたった数日前になって出口を塞がれる事態となりました。

逆上したのはアドビです。Flashプラットフォームの"エバンジェリスト"ことLee Brimelow氏はFlashブログで「アップルなんか死んじまえ!」と呪詛を書き(後にアドビからの要請で「アドビ代表の意見」を「個人的見解」に修正。でも呪詛は地の文で残ってる)、アップル擁護派も負けじと「アドビなんか死んじまえ!」と応酬、両社の間には険悪なムードが漂ってます。

互いの感情の流れをひとことで整理すると、こう。

アップル派

「アップルから許可を得てから開発しなかったアドビが悪い」「アドビはCS5を人質にとった」

アドビ派

「アドビがクロスコンパイラ開発していることは世の中の誰もが知っていた。それを直前まで放置して禁じるなんて汚いぞ」「どの言語を選ぶかぐらい開発者の自由にさせろってんだよ、てやんでえ」

挙げ句に、ジョブズ15年復讐説なんてのも出ましたね...。

「アップルが傾きかけた時、アドビはさっさと開発の重点をマイクロソフトに鞍替えした。冷や飯食わされたジョブズはずっと虎視眈々と復讐の時を待っていたのだ」

なんてまとめをアテにせず、詳しくはこちらをじっくり読んでくださいませ。

これでウェブベースのFlashもFlashから翻訳したアプリも締め出しとなったわけですが、アップルが主張する理由はどちらも似通ってて、「iPadやiPhoneのパフォーマンスを落とすから」というもの。

その通り! なことも多いんだけど、iPhone/iPadアプリを全部Objective-C(←また訂正)で書かなきゃならないと知って、他の開発方法を好む開発者がゲンナリしちゃってるのも事実です。さて、どうなるのでしょうか...。

アドビにアップル訴えるだけの材料があるかどうかは蓋を開けてみないと分かりませんが、仮に提訴したならアドビがアップルの何を問題とし、何を求めているのか、その時わかるでしょう。

[IT World via Slashdot]

Adam Frucci(原文/satomi)