ロンドンの海賊放送の隠蔽ギア(動画)

ロンドンの海賊放送の隠蔽ギア(動画) 1

追跡不能な赤外線リンク。

トランスミッタをぱんぱんに詰めたバックパック。

クローク&ダガーを地で行く秘密社会。

-ロンドンでは今日も何百という海賊放送局がラジオ番組を流してます。

以下にご紹介するのは、その実態に迫る20分のドキュメンタリー。技術に最も精通した者だけが当局に一歩先んじて追手をかわすことができる、そんな海賊ラジオの知られざる世界がよく分かります。

発信源は、集合アパートや廃屋の屋上という何気ない場所に隠れている自家製のアンテナです。

このアンテナそのもの異彩を放つ存在なのだけれど、アンテナがリスナーとつなぐスタジオ、これも防音壁とセキュリティゲートの影に隠れており、普段はなかなか外から窺い知ることができないものです。場所を転々とする一時しのぎのスタジオも多いし。移動中は司会者が目隠しさせられていますよ?

続きにてどうぞ。

 

あんな高いビルの屋上までよじ登って設営するなんて! 錠前と鉄格子...警備も厳重ですね。ポッドキャストならこんな苦労も要らないわけですが

イギリスにおける海賊ラジオ局の歴史も辿ってますね。欧州では民放禁止の国が多かったため、第二次世界大戦で残された海上要塞(8分18秒)からロックンロールをがんがん流したのが始まりなのだとか。

あれ、都市伝説と思ってる方も多いかもしれませんが、司会者は海に浮かぶ朽ち果てたマンセル要塞を直に訪ねて、元祖海賊DJ兼エンジニアのトニー・パイン(Tony Pine)さんにインタビューを挙行してます(9分30秒から先)! 「陸に逃げる途中、海に沈んだ人もいたんだよ」と話してますね。まさに海賊。

現在DJの活動拠点は陸上に移ってます。でも、メインストリームのラジオ局が過小評価して流さない楽曲をじゃんじゃん流すという目的は今も変わりません。現代の海賊のひとりがこう言ってるように。

「アンテナおっ立てて、なんか音楽流す、それだけさ」

ミュージック広めるのがもちろん仕事。

でもアンテナもゾクッとするほどクールだって思いません?

[Palladium via Maria Popova]

Kyle VanHemert(原文/satomi)