Eye-Fiジャパン代表にインタビュー! SDXCへの対応から、CFカード版の予定まで

Eye-Fiジャパン代表にインタビュー! SDXCへの対応から、CFカード版の予定まで 1

昨日、無線LAN内蔵SDカード「Eye-Fi」の新モデルの発表会が開かれました

発表されたのは、転送速度が大幅にアップしたモデルでSDカード自体の性能がclass6になり、無線LANは新たに802.11nに対応した「Eye-Fi X2」シリーズ。無線LANの強化も嬉しいですが、なによりSDカード自体の性能アップは非常に嬉しいところです。

今回の大幅な性能アップにはどんな技術が使われているのか、アイファイジャパン株式会社 代表取締役 田中大祐さんに伺ってみました!

汎用性のあるX2チップ

ギズ:

大幅な性能向上には、新開発のチップが重要だったと伺いましたが。

田中さん:

はい。従来のX1ではホスト側(カメラ)からのアクセスを、X1チップがEye-fi用に改造されたNAND Flash・無線LANチップとやり取りをする仕組みでした。しかし、新開発のX2チップはというと、Eye-fi用に改造していないNAND Flash・無線LANチップとのやり取りが可能になりました。

ギズ:

つまり、汎用性のある部品を使えるようになったと?

田中さん:

はい。

Eye-Fiジャパン代表にインタビュー! SDXCへの対応から、CFカード版の予定まで 2※Eye-Fi CEO ジェフ氏による新アーキテクチャの解説

ギズ:

汎用性のある部品をEye-Fiチップがコントロール出来るようになったという事は、例えば、SDXCへの対応もX2チップを使えばスムーズに出来るということでしょうか?

田中さん:

もちろんです。要はチップとのI/O(入出力)の端子が同じであれば簡単に対応出来ます。

CFカード対応は?

ギズ:

となると、汎用性のある部品が使えるとなればSDカードだけでなくCFカードにも対応できるのではないですか? もし出来るのであれば製品化のご予定はありますか?

田中さん:

CFカードはもちろん範疇にいれています。しかし、我々の感覚としてCFカードは「戻る」という感覚に近いものです。様々なパートナー企業とお話を進めていますが、各社共通して言えることは、どんどんSDカード化しているということです。

ギズ:

なるほど。それでも、現在CFカード変換アダプターを介してEye-Fiを非公式ながら使っているユーザーもいると思いますが、Eye-Fi専用の変換アダプターを開発する予定は?

田中さん:

変換アダプターに関して言えば、変換アダプターを作っている企業さんにもっと頑張って欲しいところです。

ギズ:

(笑)

田中さん:

実はSDカード・CFカードの変換アダプターを作っている会社は全世界で一社しかないんです。

ギズ:

え、そうなんですか!

以下に続きます。

 

SDKについて

ギズ:

ところで、今回新たにBUFFALOさんのネットワークHDD「LinkStation」がEye-Fi対応になりましたね。何でもEye-Fiの画像をそのままNASのフォルダにアップロードしてくれる機能だとか。

田中さん:

はい。

ギズ:

Eye-Fiのパートナー企業さんってカメラメーカーだった思うのですが、今回NASということで、SDKはまた違ったものが使われたのでしょうか。

田中さん:

基本的には一緒です。ただ一点だけ、Linux用の管理ツール「Eye-Fi Manager(マネージャー)」を提供しています。

ギズ:

リナックス用ですか。なるほど、LinkStationはLinuxで動いていますからね。

カメラだけでなく今後周辺機器へもEye-Fiの世界が広がっていくこと楽しみにしています。インタビューありがとうございました。

田中さん:

ありがとうございました。

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X2チップになったことで、基本性能が大幅に向上した理由がわかったと思います。

今回のお話での、一番のポイントは汎用性のある部品が使えるようになったということですよね。今まではSDカードの規格・無線LANチップへの対応もしていかなければならなかったのが、その手間がはぶけるのですから。是非ともSDXCの規格で製品化して欲しいものです。

あと気になるのがLinux用の「Eye-Fi Manager」。現在Eye-Fi ManagerはOSXとWindows用のみ。もしLinux用がでたら、サーバーへ組み込んで自由なクラウドストレージを構築できるんじゃないでしょうか。

[Eye-Fi Japan]

(遠藤充)