ベライゾンがGoogleタブレットを出したら...ベストケース・ワーストケース分析

ベライゾンがGoogleタブレットを出したら...ベストケース・ワーストケース分析 1

iPad対抗の初の本命Androidタブレットはベライゾンから出るみたいですね。ベライゾンのローウェル・マカダムCEOがWSJに明らかにしました

グーグルのアーカイブから、素晴らしいエクスペリエント実現のためタブレットに搭載できそうなものを全部調べているところだ。

と、マカダムCEO。

グーグルと共同開発を進めていること以外、発売時期・メーカーなど詳しい話は一切なしですけど、ここではグーグルとベライゾンが究極のタブレットを作ってるという前提でベスト&ワーストな未来図を予想してみましょう。

ベストケース:万事絶好調のシナリオ

タブレットで意地を見せたいグーグル。

AT&TのiPadに対抗するものが欲しいベライゾン。

シェイクスピアの劇なら仇敵AT&Tとベライゾンが恋に落ちて心中となるところですけど、みんなが期待してるのは総動員の乱闘劇...ですよね。

・Androidタブレット、大手キャリアと著名ハードウェアメーカー(モトローラか?)の後ろ盾を得てローンチ

・ハードウェアは6ヶ月以内に用意

・AT&Tの新種の(ただし欠陥もある)一品料理風な価格体系に対抗しなきゃならないベライゾンからは、なかなか興味深いプライシングが発表に

・他のタブレット陣営に先制。特に復活Palmには先を越されたくないところですね

→ 戦争!

ワーストケース:万事最悪のシナリオ

 時としてフォーカスがぼけてるグーグル。

時として空気が読めないベライゾン。

このふたりが力を合わせた日にゃ...

まさかのChrome OSタブレット。Webオンリーのタブレットって当初みんなが思ったほどクールじゃないようで、JooJooも最初64台しか売れなかったみたいですよ? グーグルとベライゾンが倒すべき相手は100万台売れたiPadであって、JooJooじゃない! でも、ChromeタブレットのUIのコンセプトなんてのもありましたし...。報道ではエリック・シュミットCEOはAndroid搭載型になるって友人に話して回ってるようですけど、そんなの出てくるまでわかりませんよね。

発表から異様に間が開く。 グーグルがiPhone対抗のAndroidを発表したのは2007年11月で、初号機「T-Mobile G1」が出たのはそれから1年近く経ってからでした。このタブレットはiPadの改良版が出るずっと前、少なくともHPが今準備中のWebOS搭載型のスレートが出る前には出さないと!

なんの工夫もないデータ通信料金体系。 あのMicrosoftの若者狙いの斬新なKINちゃんも、ベライゾンがフツーの携帯と同じ価格設定にしたせいで倉庫に歩留まりなっちゃってますよ。普通の価格体系、割高な値段を打ち出したんじゃタブレットも同じ運命でしょう。

なんの工夫もないAndroidタブレット AndroidはiPadが抱える問題を回避できる後出しジャンケンの立場につけてますけど、それもグーグルが注意を怠ると同じ問題に陥ってしまいます。ここで話してるのはメディアサポートの改善、オープンアクセス、既存アプリの同期なんかのことですけどね。

こんなところですかね。

トップ発言の割には詳細不明過ぎるので、ベライゾンが対アップルの交渉を有利に進めるためのバーゲニングチップでマスコミに戦略的に流しただけなんじゃ?という見方も一部にありますけど...そうは思いたくないなぁ。いや、思えないです。

[WSJ]

John Herrman(原文/satomi)