うらやまじい。スペインはスマートフォンの回線をiPadにも使える!

うらやまじい。スペインはスマートフォンの回線をiPadにも使える! 1

iPad 3GとiPhone二股だとデータプランもバカになりませんよね。

でもスペインはプランひとつ加入すれば二股に使えるんです

そうなんですー。ネットに繋げるデータプランに既に加入してる人は、iPad買うと今使ってるSIMのコピーのマイクロSIMがもらえるので、それをiPadに挿し込めば今あるプランでそのまんま使えるんです。全部タダですよ、タダ! 

いや~太陽とワイン、ハモン・パタ・ネグラ、タパスだけでも羨ましいのに、iPadとスマートフォンで3Gデータプランが二股できるなんて羨まし過ぎますよね。

考えてみれば、スマートフォン用に3G加入してるのに、iPad用に別にまた入らなきゃならないのも、おかしな話ですよね。自宅にあるDSLやケーブル回線みたいに3Gデータ接続も考えるべきなのかもしれません。家のWi-Fiなんて、いくらでも端末繋いで使えますもんね。仮にカミさんがノートに動画ダウンロード中で回線遅くなっても、それは僕ら使う側の問題ですから。

スペインのアプローチ

 スペインの通信会社「Spanish Telefonica」の営業マンは、その辺の気持ちが良くわかってるんでしょう。

スペインの3Gデータプランは月額39ユーロです。これでスマートフォンから3Mbpsで無制限のネットデータアクセスが可能です。iPadも一緒に使いたい人は、電話会社に「使う!」と伝えるだけで、今使ってるSIMカードの複製のマイクロSIMカードがもらえます。

マイクロSIMカードと言ったって、考えてみれば周りのプラスティックを刈り込んでマイクロにしただけですからね。

39ユーロ(4578円)って言うとほぼ50ドルですから、安くはないけど...。でもこれは米西の物価格差です。例えばアメリカでiPad 3G 16GBは629ドルしますが、スペインは735ドルしますからね。

しかも39ユーロのプランは一番高いプランで、もっと安いのが良ければ25ユーロ(31ドル、2934円)でもiPadは無料で追加が可能です。こちらも使い放題ですが、1GB超えると接続スピードが落ちるんですね。

50ドルでも31ドルでも、AT&Tの別口で払うのよりはずっとマシですよ。AT&Tは標準月額サービス料が80ドル(iPhoneの使用料を除くデータプラン30ドル込み)で、iPad用に別途30ドル(無制限。上限250MBは15ドル)必要ですから。サービス料を除いても税抜き60ドル要るのに対し、スペインは税込み込みで50ドルですからね。

経済的にはスペインの方がずっと遅れてるし、国民ひとり当たりの携帯電話の数はアメリカより多いので、ネットワーク回線もアメリカよりずっと混んでるはずなのに、どうしてアメリカは30ドル余分にチャージするんでしょうね? 考えられる理由は、(1)わざとマーケティングで制限が要るように見せかけている、(2)AT&Tの回線がロード超過でダウンするのを防ぐため。たぶん両方でしょう。

プラン共有という考え方

現実には、プラン二股で使える方が理に叶ってるんですよね。だってiPhone使ってる時はiPad使わないし、iPad使ってる時はiPhone使わないので。

「んなもん、ふたりで使えば同時に使えるじゃん!」って言われそうですけど、これは技術的に解決できる問題で、つまりデータ転送量に制限を設ければいいんです。そうすれば片方の端末で3G接続でネット使ってる時は他の端末では接続できませんからね。

「そんなソリューションは提供できない」とAT&Tが渋るなら、 アップルがBluetoothでiPadにデータをテザリングできるソリューションを提供すりゃ済む話です。それなら使う3Gコネクションは1本で済みます。結局、iPadでSafari通して読み取るデータも、普通のスマートフォンのブラウザと同じぐらいリッチなので、きっと自宅のネット接続と同じような感覚で使えるんじゃないでしょうか。

スティーブ・ジョブズCEOは、iPad 3Gデータプランは各国ともAT&Tの月額30ドルに右倣えする方向で世界中のプロバイダと交渉中だと話していましたが、僕は逆にアメリカにもっとがんばってもらいたいなって思いますよ。いっそ端末はみなオープンにして、どのプロバイダのプランでも使えるようにしちゃった方が、プロバイダ同士もっと良い価格とサービスを競い合う気がしますねー。

[Telefonica]

Jesus Diaz(原文/satomi)