ストーカー&痴漢に苦しむ貴女たちよ、iPhoneで立ち上がれ!(動画)

2010.05.17 11:00
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もう泣き寝入りするのはヤメよう...

大抵は黙って独りで悩み続ける女性が多いんだそうです。

「だれにも恥ずかしくって言えません」

「表立って抵抗なんて、怖くてできません」

「周りの人も見て見ぬふりで、だれも助けてはくれないんです」

「撃退するだなんて、自分には絶対に無理ですよね...」

世の女性たちが、みんなこういう100万ボルト級の超高圧電撃パンチを繰り出せるほど強いわけじゃないってことのようですが、アメリカはニューヨークで自らも数々のヤラシイ被害に悩まされてきたというエミリー・メイさんが立ち上げた、女性被害者たちによるストーカー&痴漢撲滅プロジェクト「Hollaback」に、なんと初めてアップルが賛同し、ついに来月からiPhone対応の新アプリケーションが配布される予定になってるそうですよ。ジョブズにも心優しいところがあるじゃないですか!

「もう絶対にヤラレっ放しで済ませることなんかしませんから」


「黙って抵抗されないのをよいことに、好き放題してきたアイツを吊るし上げてやります」

「女性たちは皆で協力して立ち上がり、セクハラ男など徹底して懲らしめてやるべし」

「ストーカー&痴漢行為を受けた瞬間こそがiPhoneの出番なり」

ムムム、良からぬエッチなことをたくらむ男性諸君よ、もはやiPhoneユーザーの女性は超手強いことを思い知るべしですぞ~

そんなニューヨーク発のiPhoneアプリが、もう間もなくグローバル対応で提供開始となるのを受けて、まだ見ぬ最終開発段階のHollabackアプリケーションのすべてと、ここまでプロジェクトを育て上げるまでの苦労を語るエミリー・メイさんの胸の内を、ぜひどうぞ続きからチェックしてみてくださいね。
 

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ストーカー&痴漢撲滅プロジェクトのHollabackは、実は初めて新たに今回立ち上げられる取り組みというよりは、これまでも2005年から公式ブログが開設され、エミリー・メイさんの呼びかけに応じる多数の被害者女性たちが声を上げて、まだあまり十分には公共の場所でのセクハラ実態を理解していない人々などへ向けて、その犯罪被害についての意識向上に貢献する役割を果たしてきたんだそうです。

「これまで5年以上に及ぶHollabackからの情報発信を通じて、確かに一定の成果が上がってきたと信じてはいますが、少し残念に感じている一面もあります。正直な感想を申し上げますと、もっと実際には多くの被害が報告されるべきであり、大きな社会問題として注目を集めてよいはずが、思ったほど大々的には女性被害者側の声が寄せられてこなかったというのも事実でした。

最大の問題点は、後ほど被害行為を思い返すという辛い経験を経て、改めて帰宅してからパソコンなどに向かい、Hollabackのブログに書き綴らねばならないという過程にあります。いきなり路上や電車内といった公共の場所で、見知らぬ男性からヤラシイ迷惑行為を受けた瞬間には、カッと頭に血が上って動揺し、本当に腹立たしい気持ちにだってなります。でも、なんとかその場を離れた後は、あんな忌々しいセクハラ被害に遭ったなんて記憶を消し去ってしまいたいだとか、もう二度と思い出したくはないっていう感情が沸き起こるものなんです。

だから、本当にストーカー&痴漢犯罪者を検挙して、勇気を振り絞りながら撃退行為に出るようにと女性たちを励ますには、すぐさまその被害現場で行動を起こせる手段を提供しなければならないという結論に至り、ついにアップルの協力も得つつ、iPhoneというモバイルツールをフル活用できる環境が整えられることになりました」

そう喜ばしい表情で語るエミリー・メイさんは、新たに来月よりApp Store上で提供が開始されるiPhoneアプリについて、さらなる詳しい情報を披露してくれましたよ。もはや女性にとって、iPhoneは手放せない護身術の要となるやもしれませんね。

その強力な仕組みはといいますと、Hollabackの登録ユーザーが、どこか公共の場所でセクハラ迷惑行為にあった瞬間、これまでのように「ちょっと何よ」とムッとして睨み返す代わりに、ササッと手元からiPhoneでアプリを起動します。そして、最も効果的なのはストーカー&痴漢犯罪者の顔写真ショットを見事に撮り収めることですが、さまざまな状況ゆえに、そこまではダイレクトな撃退行為が難しい場合には、犯罪者の何らかの特徴ですとか、現場周辺の様子ですとかがつかめそうな証拠写真を撮ります。

撮影後は被害地点を如実に示すGPSマップ情報とともに、すぐリアルタイムに犯罪に巻き込まれたことを発信するページが更新されるので、そこに今度はテキストで、一体どのような人物が近づいてきて、どんな被害に遭ったのかなどの詳細を書き込みます。そうすると、その情報は然るべき公共の監視機関などにも通知アップデートされるので、あわよくばスピード逮捕につながるかもしれませんし、少なくとも被害者女性が独りで悩むのでなく、悪質な性犯罪者の顔を衆目にさらす形で撃退するという対応に出ることができるというわけですね。

「できるだけ多くの女性の皆さんに、勇気を出して新iPhoneアプリを活用していってほしいと思っています。これは決して、ごく少数の被害者だけが悩む特殊な犯罪被害などではなく、どれだけ大勢の被害者が苦しんでいるのかを、もっと徹底的に社会全体にアピールして、さらに一般の人々の理解を得ることが先決です。

女性に対する明らかな暴力行為が公然となされているにもかかわらず、先進国で被害に遭っている女性たちは、ただ黙って耐え忍ぶのみという現状は、絶対にあるべき姿ではありません。皆で力を合わせて立ち上がれば、必ずや状況は改善し、この世の中から悪質なストーカーや痴漢犯罪を撲滅できるようになると確信しています」

そう力強く語るエミリー・メイさんの姿は、なんとなく輝いて見えましたね。こういう女性が日本でもドンドンと増えていけば頼もしいでしょうかね。

あっ、ただし、すでにニューヨークの男性陣からは、Hollabackの理念には賛同するけれども、決して悪用されないような対策も講じてほしいって声が届いたりもしてますよ。だって、逆に何の罪もない男性が勝手に写真を撮られて公開アップロード通報され、世間に晒し者になるわ、冤罪に苦しむわっていう最悪の事態が生じないとも限りませんからね...


[Hollaback via The American Prospect]

Dodai(原文/湯木進悟)
 

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