ミニミニ大作戦! 実証実験で分かった電気自動車の利用実態 #bmw

ミニミニ大作戦! 実証実験で分かった電気自動車の利用実態 #bmw 1

人は電気自動車に乗り換えられるでしょうか?

MINI EプロジェクトとはMINIを電気自動車にコンバート、実際にドイツ、イギリス、アメリカ東西海岸の都市を走ってみて電気自動車のよしあし、利用者の利用形態マインドなどを実証実験したもの。これで興味深い実態が分かってきましたよ。

ミニミニ大作戦! 実証実験で分かった電気自動車の利用実態 #bmw 2

まずMINI Eのスペックから。フロントはエンジンから204馬力、トルク220Nmを発揮するモーターに換装し最高速度は152km/h。もともとのガソリンエンジンが175馬力ですからそれよりもパワフルで驚くべき加速力があるとのこと。リアシートと燃料タンクを取っ払い35kWh超巨大大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。重量は240kg。充電時間は2.4時間(230V, 50A時)から10.1時間(230V,12A時)で最大実用航続距離180km

このプロジェクトに申し込んだユーザーは35歳以上、男性で教育水準が高く、収入は平均以上、新技術を好むんだそう。用途はセカンドカー、日常の足で、主な参加理由は「クリーンで持続可能な新しいテクノロジーを経験したい」から。また環境保護に役立ち、石油依存からの脱却ができそうというのも重要なポイント。一方でコスト削減は重視しない、ということでいかに「新技術と環境への配慮」を第一に考えているかが浮き彫りになってきました。

メーカーが特に心配していたのは航続距離でしたが、意外にもこちらは問題にならず。というのもユーザーの平均走行距離が9.5kmでだいたいは50km以下、最長走行距離が158kmで、ユーザーの90%は「航続距離は十分」と答えています。

充電は5時間以上かけるケースが80%で、もっとも多いのは12時間前後。充電時間についてもさほど不満はなかったようです。

充電のためのふさわしい発電方法についてのアンケートは、火力発電 8%、原子力発電 33%、自然エネルギー(風力発電、水力発電、太陽光発電)が95%~98%と高い割合を占めました。やはり環境へ対する意識が非常に高いことがうかがえます。

BMWではこのMINI Eプロジェクトの実証実験の結果を受けて、少し航続距離を伸ばし、室内を広くした専用設計のメガシティビークルを今後開発します。

ところでこの実証実験の結果はあくまでもヨーロッパやアメリカでのもの。日本のユーザーにあうかどうかは未知数です。特にハイブリッド先進国、世界でもっともハイブリッドカーが普及した日本では、電気自動車のネガティブな部分は結構目立つかも知れません。

そんなこともあろうかとこのMINI Eプロジェクトは2011年より日本でも実施。BMWがハイブリッド先進国である日本市場を重視している姿勢がここからもよく分かります。

今年は日産リーフも発売になりますし、2011年は電気自動車が東京をかけめぐっているかも知れませんね。

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BMW Group Mobilitof the Future

(野間恒毅)