米核冷却塔爆破シーン(動画&写真集)

仕掛けたも仕掛けたり、爆弾1000ポンド(454kg)超!

これは米サウスカロライナ州サバンナリバー工場(SRS)で24日、Kリアクターの冷却塔(K Cooling Tower)が爆破された時の模様です。

塔は高さ450フィート(137m)、幅345フィート(105m)。計画的に倒壊された冷却塔としては世界史上2番目の大きさです。北朝鮮がアメリカに倒壊のお金をもらって2008年に爆破した冷却炉は高さ30mでしたもんね...。

海外TV局を呼んで見世物にする北朝鮮と違い、米国はマスコミ・一般市民は完全シャットアウト。付近を走る高速125号線まで30分間全面通行止めにする念の入れようでしたよ。

SRSは1950年代から稼働している米軍核物質・核弾頭生産施設で、生産炉3基でプルトニウム、1基で核弾頭に詰める三重水素を生産しています。

この冷却塔は1992年に建造されたんですが、その1年前に冷戦が終結したこともあり、20年近くロクロク使われてこなかったもの。出番ない割に管理費(国民の血税)ばかり嵩むので、もう壊しちゃえ、と。

ところがこれだけのサイズとなると壊すのも一難儀で...。先立つものがなくてズルズル先延ばしになってたのですが、このたび米国再生・再投資法案(American Recovery and Reinvestment Act)が通って予算が捻出され、晴れて倒壊の運びとなりました。

どう壊すのか? 大木を倒すキコリをイメージしてもらえれば早いんですが、爆弾は塔の地面に近い方の250フィート(76m)に4000箇所近く仕掛けます。あとは重力に任せるだけ。この爆弾の配置によって倒壊のプロセスが決まるんですね。

倒壊後の地面の写真もはっておきます。

 

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写真ソース:NNSA News

スライドもどうぞ。

[Kuriositas via Neatorama]

Jack Loftus(原文/satomi)