ネットに自分の動画がでることをスター・ウォーズ・キッドを通して考える

自分のしらないところで自分のことが話にあがる。好き嫌いはあると思いますが、なかなか嫌な人も多いでしょう。しかしそれが世界規模で起こったらどうなるのでしょう。

自分の動画が自分の意思に反してネットにアップされる。動画が話題になる。10億を超える再生回数。あっと言うまにネット有名人。

2003年、瞬く間にネットスターになったスター・ウォーズ・キッド。ご存知の方もいるとおもいます。ライトセーバーのごとく棒をがむしゃらに振り回す少年。不本意に有名になった彼。あの後どのような人生を送ったのでしょうか? 

彼の名前はGhyslain Raza。カナダ在住。

3人のクラスメイトによって知らずのうちに自分のビデオがネットにアップされてしまったGhyslainくん。反響は反響を呼び、効果音をたしたり空を飛ばしたり、他の映画でパロディを作ったりとまさにバイラルビデオの王道としてどんどん広がりました。その人気はとどまるところをしらずスター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐にカメオ出演させようという嘆願書には17万8千を超える電子著名が集まり、人気ブロガー(waxy.orgとjish.nu)の2人がGhyslainくんにiPodをプレゼントしようと呼びかけた募金では3200ドル(約29万円)も集まりました。

Ghyslainくんへ好意的なも多くありました。がしかし、実際に当人のGhyslainくんはこの一連のネット有名人騒動を有名とも楽しいとも感じていませんでした。彼はただ嫌がらせをうけている、笑い者にされていると感じたのでした。このスター・ウォーズ・キッドを話題にあげる全てのメディアによって被害を受けていると感じたのでした。結果、Ghyslainくんは通っていたQuebec高校を中退鬱病になり、子供のための精神病院に入院しカウンセリング治療をうけることになりました。

Ghyslainくんの両親は動画を外にだしたクラスメイト3人の家族を相手に25万ドル(約2千万円)の訴訟を起こしました。Ghyslainくんは多くの苦痛をしいられ、それは今でも続いている。ネットに動画を流したクラスメイト達だけでなくネットを介して一般の多くの人から嘲笑をうけた、という理由で訴えたご両親ですが、示談によって解決したようです。

初期ネット苛めとネットによるプライバシーの問題を浮き彫りにしたスター・ウォーズ・キッドの例。

ネットに自分の動画がでることをスター・ウォーズ・キッドを通して考える 1

Ghyslainくんは現在20台前半。

自然保護団体の代表を務めながら、モントリオールのMcGill大学で法律を学んでいます。

今現在は幸せに暮らしているようで何よりです。

とは言っても彼が傷を負っているのは事実であり、その傷は傷をつけるつもりのない多くの人によってつけられたものなのです。

[Motherboaord]

Rosa Golijan(原文/そうこ)