ワールドカップを支えるテクノロジーの歴史

ワールドカップを支えるテクノロジーの歴史 1

       

サッカーってとテクノロジーってあんまり関係ないって思いがちですよね。

必要なのは足とボールと各人の才能と技術。でも、実は1930年に開催された最初のワールドカップの時から、技術的進歩を活用していたんです

それは、ボールや靴だけじゃありません。私たちが試合を観戦する方法さえ変えてしまいました。特に3Dライブ放送の年は、スポーツ観戦に大きな変革をもたらしましたよね。それでは、テクノロジーがどのぐらい素晴らしいものをもたらしたのか? 靴、ボール、メディアなどのテーマごとに、歴史をたどっていきたいと思います

 <サッカーシューズの場合>

1925年

初のワールドカップが開催された1930年より前に、靴のつま先部分に、より堅い革や金属のつま革が使われるようになったり、革か金属のスタッドが使われるようになりました。

1949年

軽量の合成物質が現れ、金属や皮で出来たスタッドはゴムに替えられました。

1950年

The Adidas Samba:初の鋳造マルチスタッド・ラバーソール付きのサッカーシューズが登場

1952年

ネジ式のスタッズThe Puma Atomの発表。1954年開催のスイスワールドカップに向けて。

1957年

プラスチックが初めて靴のデザインに組み込まれ、ブーツっぽい靴からくるぶしの下までのデザインに変わりました。

1968年

ポリウレタンのsoleソールが登場

1977年

2つの異なった密度の素材で出来たソールが使われている初のサッカーシューズの登場

1994年

ボールに回転を加え、コントロール機能をアップするために靴のつま先の革の部分に付けるゴムパッチが登場。Adidas Predatorでは、スタッズがブレードに変更されました。

1998年

Nikeが200gのMercurialでワールドカップにデビュー

2006年

デザイナーがテンプレートを提供し始めたので、それぞれの選手が、独自のデザインやプレーのスタイルによってカスタマイズできるようになる。

2009年

現在の17年目のAdidas Predator Xは、コントロールとパワーを強化するために、新しいシリコンラバーが使用されるようになりました。

<ボールの場合>

1930年

1930年代を通して、チームは自分たちのボールを提供しました。この時のボールは、空気でパンパンになった革の塊でした。

1950年

ひもが取り除かれました。でも、ボールの堅さを保つために空気をポンプ送るためのバルブは健在です。

1954年

ついに、FIFAがボールのサイズ、重さ、直径の公式サイズを決定。このオレンジバージョンは、雪のつもるスイスのピッチでも見やすいように工夫されたものです。

1962年

合成繊維を使用した初のボールが登場

1970年

The Adidas Telstar ball:はFIFA初のオフィシャルボール。32の白と黒のパネルを手縫いしたのサッカーボールでした。これ以降、Adidasがワールドカップ用のボールを造り続けています。

1982年

The Tango Espanaは継ぎ目の改良で、雨が降っても水の吸収を制限し、ボールが重くなることを防げるようになりました。

1986年

Aztecaは革に代わって初めて合成繊維を使ったオフィシャルなサッカーボールが登場。ボールはもっと反応が良くウォータープルーフで耐久性が強化されました。

1990年

Etrusco Unico ballでは、内側の層が黒いポリウレタンになり、完全に防水のサッカーボールに。

1994年

復元力の高いポリエチレンフォームの層が使われるようになり、結果として、ボールが柔らかくなり、コントロールしやすく足から離れるスピードが早くなりました。

2006年

+Teamgeistの登場。今までの構造とは全く違っていて、14枚のパネルで出来ています。3枚のパネルの接触点の数を60パーセント削減したことにより、滑らかで完璧な球形になり選手たちはボールをコントロールしやすくなりました。

2010年

Jambulaniは8枚のパネルを熱的に結合させたことによって、より完ぺきな球体なボールになりました。

<メディアの場合>

1954年

初めてワールドカップをテレビで放送。

1970年

初のカラー放送はメキシコカップでした。

2006年

イギリスBBCによって、イギリスとアメリカで試合が初めてハイビジョンで放送されました。

2010年

試合は、30カ国で3Dライブ中継されるようになりました。

<その他>

2010年

ワールドカップで、初の人工芝が使われました。2つのスタジアムでは糸が8インチほど地中に埋められ、本物の芝の根っこを強化する役割を果たしています。

以上、サッカーとテクノロジーの歴史でした。テクノロジーは、ファンタジスタ達の素晴らしい技や試合を生みだす縁の下の力持ち的な存在なんですね。これからも、きっとサッカーの試合を楽しくしてくれそうですよね。

-Brian Barrett and Shane Snow (原文/junjun )