【ギズ独占インタビュー】インテルCTO、iPhone 4を超える次世代スマートフォンや驚きのグーグルTVを激白!

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もう実はインテル入ってるケータイまで完成しちゃってますよ!

これから新たに登場してくる未来のテクノロジーやガジェットって、どんなものになるのでしょうか? ボクらの想像力を限りなくかき立てるこの種の話題ではありますが、どうせならば、世界最先端の技術研究開発のカギを握っている、その道のプロに聞いてしまうのが最もベストだったりもしますよね。

ということで、なんと今回は、米GIZMODO編集チームからの突撃インタビューに快く応じてくださった、インテルの最高技術責任者(CTO)であるジャスティン・ラットナーさんが明かす、同社研究施設で進行中のスペシャルプロジェクトの数々を、ギズ読者の皆さまだけにお教えいたしましょう。とかく秘密主義と評されるアップルとは180度違いまして、ドカドカと超一級の貴重な最新情報が飛び出してきちゃってますよ〜

 

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まずはいきなりではありますけど、インテルが次の大きなステップに位置づけている革新的な製品発表としては、どんなものがありますでしょうか?

インテルの次のステップは何でしょうか? 今後やってくる大発表には、どのようなものがありますか? CTOという立場に就いているからか、もう皆さんから、こういう質問を投げかけられることが日常茶飯事になっていますが、はっきり言いまして、いろいろとあり過ぎて、一言で答えられるようなものではありませんね。

ただ、間違いなく直近に迫る革新的なステップの1つには、グーグルやソニーと打ち出したGoogle TVを挙げられるでしょう。このGoogle TVへのアプローチは、ちょっとインテルらしくない点が数多くありますよ。たとえば、常にインテルで重視されているポイントといたしまして、どうやってプロセッサーの高速化や省電力化を達成できるかという面に最大限集中し、その研究成果から次なる新製品が生み出されるというサイクルをたどってきたわけですが、Google TVに限っては、そういう観点から新発表がなされたという経緯は全くありません。

むしろ、最も重視されたのは、どうすればインターネットの世界との完全なる融合を果たしたテレビを作れるかという、ユーザーインターフェース(UI)を何よりも大切にしたアプローチであり、それを実現する上で、インテルとしてはどのような協力ができるのかという流れでした。UIが導き出したアーキテクチャー、UIが導き出したシステム設計が進められたという点は、これまでのインテルの歴史からしましても、最も画期的だったと言えるでしょうね。

そして、このテレビとして完成したUIで誕生する新製品の数々は、想像を絶する快適さがありますよ。ぜひ楽しみに待っていてください。何よりも、Google TV向けにサービスを提供するプロバイダー各社が、もうすっかりGoogle TVのUIを気に入ってしまっていて、大絶賛のうちに続々とコンテンツを準備中ですからね!

なにやら楽しみな展開ではあ〜りませんか。きっと思わずアップルもテレビの新製品を出さざるを得なくなるくらい、かなり業界に強烈なインパクトを与える発売ラッシュにもなっていくんでしょうね...

ここから先は、まだインテルの研究施設の中だけの話にはなりますけど、Google TVの未来の形に、超進化したTVリモコンを標準装備していきたいと考えていますよ。どこがそんなに進んでいるかって、とにかくリモコンを手にしているユーザーを指紋認証などで見分けてしまうんです。

まぁ、たとえばですけど、ギズモードのマットさんがリモコンを手にした時と、奥さまが触れた時とでは、Google TVのリアクションが変わってくるんですよね。マットさんは、これまでにこういう番組やコンテンツを視聴してきた履歴がありますから、この時間にお勧めのチャンネルはこちらですよって表示が自動的にポップアップされます。

単にそれだけならば、テレビとしてのスマートさのみですが、ここからがGoogle TVのインターネットとの完全統合ぶりの強みを発揮します。先ほどの例の続きですが、マットさんがリモコンを手に取った瞬間、オンラインのGoogleカレンダーの予定なんかもチェックいたしまして、次の予定までに、どれくらいの空き時間があるのかを自動計算します。その時間内でのみ視聴が完了するチャンネルを提案するためなんですよね。夜中にリモコンを触ってテレビをつけようとしたけど、翌朝は早い時間から予定が入っていることがバレちゃったりしたら、もう寝なさいってメッセージが表示されるか、短い番組しか見させてもらえませんよ。

あわわ、独占インタビューを敢行した米GIZMODO編集チームのマット君は、思わず絶句です! これじゃぁ、ウチの口うるさい嫁と変わらんじゃないかぁという心の叫びまで聞こえてきそうですよね。インテルでは、数年以内に、この技術を実用化していく方針だそうで、どんどんとテレビから広がるネットの世界も進歩していきそうです。

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さてさて、Google TVの話はこれくらいにしておきまして、やっぱりギズ読者が最も気になっている話題でもある、インテルによるスマートフォン業界への本格的な進出ビジョンについて、いろいろと激白していただくことにいたしましょう。

そんなことを軽く言い出さないでくれよってレスポンスが返ってきそうではありますが、次なる携帯電話業界の真の重大なるステップは、間違いなくインテルの供給するシステムがベースの製品で生じることになりますよ。

このステップというのは、ただ驚くべき新製品が出るというようなレベルではありません。実は、アップルが出すiPhoneの冷静な評価もインテルの研究チーム内で進められておりますが、iPhone 4でさえも、それほど騒がれるような重大なる製品進化には位置づけられないというのがインテル内部での評価ですね。初代のiPhoneが「iPhone 1.0」と呼ばれるのであれば、iPhone 3Gは「iPhone 1.1」に過ぎず、iPhone 3GSはバージョン番号を付されるにも値しなくて、ようやくiPhone 4で「iPhone 1.2」に達したに過ぎないのではないでしょうか。

インテルが世を驚かせるスマートフォンの新製品こそ、あくまでもたとえて言うならばですけど、先ほどの「iPhone 2.0」に位置づけられるにふさわしい大発表になるでしょう!

あわわ、これはまたスゴい発言が飛び出しちゃいましたね。あの大評判のiPhone 4でさえも、マイナーチェンジに過ぎないと切って捨ててしまうあたり、かなりの自信のほども伺えそうです。

これは一面でしかありませんが、インテルが目指す次世代のスマートフォンでは、クラウドばかりを重視したりはしないというポイントが挙げられます。世の中では、もう何でもデータはクラウド上に置いておいて、携帯電話なんて、その性能や魅力に関わらず、単にクラウドにアクセスするためだけのデバイスでしかなくなっていくという見方もあるようですが、インテルは、その全く逆の考え方です。むしろ、ローカルのデバイス上で、どれほど優れたコンピューティング処理が可能かが真の次世代の携帯電話誕生のカギを握っていると信じていますよ。

この携帯電話単体での処理能力の大幅なアップが何をもたらすのか、もう少し見てみることにいたしましょう。よくインテルの研究施設でiPhoneユーザーが口にしている点なのですが、自分のiPhoneであれ、他人のiPhoneであれ、iPhoneの本体は、だれがそのiPhoneを触っていようが、全く違いを認識することはないって嘆いています。

でも、次にインテルから世に送り出されることになるスマートフォンは、携帯電話側がユーザーのことを認識して、驚くようなアシスタント機能ぶりを発揮していきますよ。たとえば、再びマットさんを例にいたしますと、マットさんが携帯電話に触れた瞬間、今後の予定などをチェックしていき、携帯電話がスマートに次々と情報を発信してきます。これから通勤なので、通勤ルートの道路情報から交通渋滞を調べて教えてくれたり、今日は休日なので、ソーシャルネットワーク(SNS)のこんな友人の予定なんてどうですか...というふうに、その携帯電話のユーザーだからこそ意味がある判断を下して次々に機能していきますよ。この全てを一瞬で処理するインテルの携帯電話だからこそできることが、たくさん世に出てくることになるでしょう!

う〜ん、なかなかインテルの考える最新スマートフォンというのも楽しみですね。ちなみにジャスティン・ラットナーCTOによれば、すでにインテルの研究施設の中では、数種類のスマートフォンが完成しており、こういう次世代の製品サービスの完成度のテスト段階に入っているみたいです。

ただ、今すぐにでもインテルから携帯電話が発売されるような動きになるかと言えば、そこは慎重を期していきたいというのが本音のようです。

正直に言いまして、アップルのiPhoneは、現時点で利用可能な最高に素晴らしいスマートフォンであると認めています。ただし、もうこれで完璧というわけではありません。

インテルがAtomプロセッサーを世に送り出した時のことを思い出していただきたいのですが、インテルとしては、もう万全の準備が整ったタイミングで続々とAtomの新製品群を投入していったので、その後のネットブックの成功がありました。

同じように、すでに試作品レベルではインテルのスマートフォンだって出来上がってきていますけど、最高の準備を整えてから出していくことにしたいと考えています。セキュリティー面でも、全く不安のない完成度に仕上げてから正式発売という運びになっていくと思いますので、どうぞ期待して待っていてください。

この業界での製品の進化のスピードは驚くほど速いのですが、それでも、インテルから揺るぎない自信を持って投入されるスマートフォンの誕生を心待ちにしていたいと思います。

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非常に意義深い話をたくさん聞けた突撃インタビューでしたが、最後に、やはりインテルの本業とも呼ぶべきチップ開発についても語っていただきましょう。

世界のクラウドの大半が、インテルベースで稼動している現状があるわけですが、研究チーム内では、シングルチップのクラウドコンピューターの開発というのがホットな話題ですね。よりシンプルなプロセッサーで稼動させられるようになれば、もっといろいろなものをチップに積み込める余地が広がりますし、何よりも省エネルギー性能の実現というメリットも大きくなります。この分野での発展にも大いに力を入れていきたいと考えています。

ジャスティン・ラットナーさん、この度は、大変お忙しい中で、ギズモードのために貴重な時間を割いて、快く数々の最新情報を提供してくださり、本当にありがとうございました。インテルの未来、とっても楽しみにしていますね〜

matt buchanan(原文/湯木進悟)