脱獄iPhone合法なんてたいした問題ではない。なぜか?

脱獄iPhone合法なんてたいした問題ではない。なぜか? 1

大喜びじゃないの? たいしたことないってなんでだい? ホワイ?

アメリカ著作権庁が著作権法を大幅に改定し、それによって脱獄iPhone、iPhoneに限らない全ての脱獄携帯電話が合法に。アメリカは歓喜の嵐でしょう! と思いきやどうやらそうでもないようです。

アンロックされた端末はキャリアにとらわれずに使用することができますし、アプリでも使うことができます。もちろんAppleの承認を受けてないものも。あとテザリングができますね、もちろん追加料金なしで。

アンロックも脱獄も生産元のガイドにそわない使い方を防止するための技術バリアをやぶるという技術です。しかしここでやぶるのは技術だけでなく、保証もやぶってしまうことになるのです。

1998年に制定された最初のデジタルミレニアム著作権法では、このバリアを破るのは違法でした。故にバリアを破る技術自体も違法だったのです。しかし今、このルールが大きく変わりました。

とは言っても、なぜこの変化がたいしたことないのか?


アンロック&脱獄が合法になったからと言って、現実的に考えてAppleがユーザーにそれをさせるか、簡単にさせるかどうか、という問題があります。

アンロック&脱獄ソフトウェアを開発している人たちにとっては、今後どこからも訴えられることがないという安心を得ることになります。

個人ハッカー達は法律改定の後も前も関わらずに、自分たちでガンガンやっていくわけです。

ただこれからは個人ハッカーではなくても、一般ユーザーもこのハッキング(アンロック&脱獄)の方法を商品として合法的に見つけることができるようになるわけです。そしてそれらを見つけることができる場は第2のApp Storeとなっていくのかもしれません。

ただ、ポイントは一般ユーザーがこのアンロックソフトウェアをいちいち購入するだろうか、というところです。だって、もともと無料でOSはいってるわけですし。

つまり一般消費者にとっては、そんなに大騒ぎする変化ではないということ。

する人は今も昔もかわらずにアンロック&脱獄しつづけるし、今も昔もそれを真剣にとりしまる人はいないということです。

さらに、頭で述べたようにアンロック&脱獄は技術バリアを破るだけでなく保証もやぶるのです。ここは合法になった後でも変わらないようです。

Appleにとっては合法になってもアンロック&脱獄iPhoneは保証の対象にはなりません。例えばトースターを購入して自分でドライバでネジはずして中をいじるのはもちろん合法だけど、それが壊れた時に保証の対象とならないのと同じ、ということですね。

Apple曰く

Appleのゴールはお客様にiPhoneで素晴らしい体験をしてもらうことを保証すること。アンロック&脱獄iPhoneではその経験の質が落ちると判断しています。前にも言ったように、ほとんどのユーザーは脱獄せずにiPhoneを使用しています。保証対象をやぶらずに使用しています。

だそう。繰り返しますが、Appleはアンロック&脱獄されたiPhoneの保証はしません。それやった時点で保証期間中に壊れたとしてもAppleにとって完全に保証対象外

ということで、合法になったとしても一般ユーザー、特にiPhoneユーザーにとってはたいした話ではない、ということです。なるほど、そうか。

[Yahoo News, Cult of Mac]

Jesus Diaz・Rosa Golijan(原文1原文2/そうこ)