史上初の太陽系外惑星写真! そして新たな謎

史上初の太陽系外惑星写真! そして新たな謎 1

この写真、太陽のようにも見えますが、太陽ではないんです。

これは、地球から470光年ばかり離れたところにある惑星系、1RXS J160929.1-210524の写真です。ここで左上に見えるオレンジの点のようなものが、この太陽のような星の惑星であることが確認されたのです。これは、太陽系外に存在する惑星の写真としては、史上初のものになります。

この写真は元々2008年にジェミニ天文台のデイビッド・ラフレニエール氏とそのチームが撮影したものです。当時、彼らはこれが惑星なのかどうか確認できていませんでしたが、その後の研究によってついに確認できました。観測によって、この惑星はこの太陽のような星の周りを地球の軌道の300倍の大きさのの軌道で公転していることがわかったのです。

この惑星の大きさは木星の8倍ですが、表面温度は華氏2700度(摂氏約1482度)と、木星の温度の華氏マイナス166度(摂氏約マイナス110度)とは大きな差があります。研究者によれば、これほど高温である原因はこの惑星系が、我々の太陽系に比べてずっと若いことにあるとのことです。

ただ、今回の発見により、これまで定説となっているモデルが検証を迫られています。ラフレニエール氏たちは、この惑星の軌道は、コア・アクリーション(木星型惑星の形成モデル)によってできた惑星としては大きすぎるとしています。そうだとすると、この惑星系の形成時期の推定にも影響します。また、惑星形成の道筋が、ひとつではないのではないか、とする研究者もいます。

新たな発見によって、新たな謎が生まれてきたようです。

[Gemini]

Jesus Diaz(原文/miho)