人間は太陽にどこまで近寄れるのか?

人間は太陽にどこまで近寄れるのか? 1

うだる夏。あの灼けつく太陽、もっと近づいたらどうなるの? 例えば1.5億km近寄ったら..? と太陽とにらめっこしてるみなさまのために、人間が生きて近寄れるギリギリの境界を「Popular Science」(PopSci)が調べてくれました

生命の源の火の玉・太陽。その温度は、一番低い表面でも9940°F(5504℃)という計り知れないものですが、PopSciによるとその熱も宇宙の真空に触れるとみるみる冷めてしまうんだそうですよ。従って太陽から比較的短い距離置くだけで --と言っても太陽の300万マイル(483万km)彼方だけど!-- 248°F(120℃)の穏やかな小春日和となるのです。

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現代の宇宙服の技術で宇宙飛行士を快適に熱から守れる限度が、大体この248°F(120℃)の辺りです。

しかしそこから宇宙旅行者が運悪くちょっとでも太陽にプッカり近づくとアウト~ッ! この300万マイル(483万km)の地点を越えると「宇宙飛行士が死ぬのは時間の問題」だと、熱遮断の先端技術を担当するNASAエンジニアのラルフ・マクナット(Ralph McNutt)さんは言ってますよ。脱水症→意識不明→最後は熱中症で死亡というのが、死に至るシナリオ...。

 でもスペースシャトルに乗ってたら? もちろん、もっと近くまで行けます。再突入用に標準装備されてる断熱材に覆われてるので4700°F(2593℃)まで余裕で大丈夫。つまり太陽から130万マイル(209万km)の地点までぴたーっとにじり寄ることができるんでございますよ。

まーしかしだからって調子こいてもっと近寄るとアウチ~ッ! 断熱材はたちどころにぶっ壊れ、宇宙船はソーラー直火のロティサリー(回転式串焼き器)と化し乗組員もろとも1分以内に爆発しちゃうので、さすがの断熱材の神McNuttさんも「そんな太陽にギリギリまで近寄る前に引き返すのが宜しいでしょう」と認めてます。賛成。

...しばらくエアコンに文句言うのは控えよっと...。

[PopSci]

Image via NASA

Sam Biddle(原文/satomi)

 

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