3Dテレビが売れない理由...なんと早くもハリウッドまで3Dにソッポか?

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高いだけでコンテンツがそろわないんじゃね...

3D映画で世界を驚かせた大成功作の「アバター」は本当に文句なしにスゴかったですよね。これからきっとテレビも映画も皆で3Dのニューワールドへ突入していくんだって、ちょっと今後の作品にまで胸をときめかせちゃったりしてたんですが、どうやら早とちりだったのかもしれません。

上のグラフは、アバターの後にも続々と公開された3D映画の米国における公開直後の興行収入の内訳推移を示していますが、そもそも特別料金を払ってまで3D版の映画を見ようって人が減りに減り続けて、最新統計が出た「Despicable Me」では完全にハーフラインを割り込んでしまいましたね。この映画は邦題では「怪盗グルーの月泥棒」として今秋に公開予定のキッズ向けファミリー作品なんですけど、せっかく売り込まれた迫力の3D映像って宣伝に乗って、家族そろって仲良く3D版を見てくれたのは、映画スタジオの予想を大きく下回る40%台にとどまってしまいましたよ。

技術的なレベルで3D映画が持つ魅力は認めています。でも、実際には自分の場合、撮影で3Dだと思うような美しさの作品にならないんですよ。どうしても3Dで撮ると暗くなってしまい、通常の明るい作品より見劣りしてしまったりします...

そう語ってくれたのは、大ヒット作「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督なんですが、アバターの成功から2匹目のドジョウを狙った「タイタンの戦い」の惨憺たる失敗などもあって、このところはハリウッドを始めとする映画制作側でも3Dを敬遠する動きが目立ってきているようですよ。

キラーコンテンツがそろわないことには、これからガンガンと3Dテレビを売り込んでいきたいメーカーの思惑も外れまくりですよね。ここはまたアダルト業界の手を借りるしかないのかな~

[The Wrap via Ebert]

Adam Frucci(原文/湯木進悟)