iPhoneとは対極の最強美! 新発売の「BlackBerry Torch」にメロメロです...

iPhoneとは対極の最強美! 新発売の「BlackBerry Torch」にメロメロです... 1

迫り来るiPhoneとAndroidを引き離せ!

スマートフォンの元祖で大御所と言えばBlackBerryの存在が欠かせませんけど、ギズ読者の皆さまで愛用ユーザーの方はいらっしゃいますでしょうか? 日本ではNTTドコモから発売中ですけど、どうもビジネスユーザー向けのお固いイメージばかりが強かったりもしますよね?

ところが、このところスマートフォン市場のシェアをアップルのiPhone陣営とグーグルのAndroid陣営に奪われ続けてきたResearch In Motion(RIM)が起死回生の一矢として放った「BlackBerry Torch 9800」が、もしやQWERTY配列の物理スライド式キーボード搭載スマートフォンでは最強レベルの仕上がりじゃないかって、かなりの評判ですよ。とりわけ新OSとなる「BlackBerry 6」が、マルチメディア対応の強化などにより、すでにAT&Tから発売された米国などでは、若者や女性ユーザーにも好評のようです。

まだ日本での発売は正式にアナウンスされてませんけど、これはかなり気になっちゃいますよね! そこで、早速ですがイジり倒してみたという米GIZMODO編集チームによるファーストインプレッションのレポートをお届けしてみたいと思います。なんだか急にBlackBerryに心惹かれちゃうかも!

 

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まずは秀逸なBlackBerry Torch 9800のデザインから見ていくことにいたしましょう。これまでBlackBerryには堅実な渋いイメージもあったとは思いますが、その従来の伝統あるイメージを大切にしつつも、非常にスリムな洒落たモデルに仕上げてきたことへの高い評価が集まっていますよ。

タッチスクリーンもトラックパッドもQWERTYキーボードもBlackBerry特有の4ナビゲーションボタンも、すべてを欲張って装備しちゃったモデルなので、当然ながら、やや縦方向のサイズは伸びちゃった感を隠せないんですけど、それにしては、よくこの薄さを実現してきたなというのが、これまでのBlackBerryユーザーの正直な感想のようですね。

かなり大胆な切り口かもしれませんけど、米GIZMODO編集チームの間では、これってPalm Preで実現したかった夢の続きのようだねって評価まで飛び出しちゃってましたよ。確かにBlackBerryはマジでPalmの買収を目指して闘ってましたからね!

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iPhoneがスクリーンキーボードを大前提にしているのと同じくらい、BlackBerryと言えばQWERTY配列のキーボードが当然のごとく装備されているイメージが強いですけど、BlackBerry Torch 9800は、スリムデザインを重視したスライド式モデルながら、これまでのモデルで評価の高かったキータッチ感は全く犠牲にされておらず、そういう意味では期待を裏切られることはないでしょう。

あとキーボード部分の出し入れのスライド感がスムーズこの上ないとのことでして、一度この物理キーボードの快適な入力に慣れちゃった人は、ちょっとタッチスクリーンオンリーな他のスマートフォンへ戻り難く感じちゃうかもしれませんね。もしかすると、タッチスクリーン入力とQWERTYキーボード入力の間で、最もバランスが取れたスマートフォンじゃないかってベタ誉めな感想まで飛び出しちゃってますね〜

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ただし、BlackBerry Torch 9800のアキレス腱となってしまいそうなのが、3.2インチのタッチスクリーンディスプレイの解像度ではないでしょうかね。だって、世界の大半のスマートフォンでWVGA(800×480ピクセル)以上の解像度が主流となってきている中で、最新モデルの投入となるにもかかわらず、いまだにBlackBerry Torch 9800の解像度は480×360ピクセルとなっていますからね...

これは賛否両論集めそうですけど、そもそものBlackBerryのスタート地点が、Eメールの送受信を主眼に置いた端末開発の歴史に始まっていますし、あまりにも最近の高解像度のディスプレイは、テキスト中心に使っていくには疲れちゃうって人には、かえってこれくらいでよかったりもするのかもしれません。iPhone 4のRetinaディスプレイだなんて、ちょっと自分にとっては目にギラギラと来すぎてしんどいんだよねって感想だってあるにはあることですし、もしかするとBlackBerry Torch 9800ならば、古き良き時代を楽しめるモデルなのかもしれないですよ。

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BlackBerry Torch 9800は、ハードウェア面もさることながら、RIMが新たにリリースしたOSのBlackBerry 6で築き上げるソフトウェア面の進化も特筆すべきものがありますね。

まずは最初のホームスクリーンから、とってもいい感じで改良されていますよ。ホームスクリーンの下部に用意されたナビゲーションパネルを左右にフリックすると、ホーム画面上に表示されるアプリのアイコンを、利用シーンに応じたカテゴリー別に一発で切り替え可能です。新搭載されたユニバーサル検索で、本体内のアドレス帳データやメール、音楽、写真などのコンテンツ、インターネット上の幅広い情報からアプリインフォメーションに至るまで、なんでも瞬時に調べられるようになったのもいいですよね。

とはいえ、BlackBerry 6で重視されたポイントには、RIMがオフィシャルブログでも発表しているように「新鮮ではありつつも慣れ親しまれた」OSとなることが挙げられていますよ。確かに、まったく初めてBlackBerryに触りますというユーザーでなければ、多少の新しい機能への変更などはあるものの、とりわけ戸惑ってしまったりすることなどもなく、すぐに使いこなせそうですからね。

米GIZMODO編集チームの分析では、やはり数多くのビジネスユーザーを大切な利用者層に抱えるRIMとしても、その最大のアピールポイントでもある高いセキュリティーの確保を犠牲にしない意味で、そんなに大胆にはユーザーインターフェース(UI)なんかを変更しちゃうことまではできなかったんじゃないかって話ですね。そういう大人の事情から、BlackBerry Torch 9800は、これまでのBlackBerryにない大きな変化を遂げてはいるものの、まさに完全に生まれ変わった革新的なニューモデルのリリースとまでは至れていないのかもしれません...

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他のソフトウェア面の改良ポイントとしましては、最強の全メッセージ一元管理を実現してくれそうな「Social Feeds」機能が挙げられますよ。Eメール、SMS、MMSに加えて、 TwitterやFacebook、MySpaceなどの各種ソーシャルネットワークサービス(SNS)からの最新アップデート、RSSからのフィードに至るまで、いちいち個別にウィンドウを開いてチェックしていかなくても、すべて1画面で素早く確認できちゃいます。これは絶対に重宝するでしょうね!

すでにFacebookやTwitterなど、メジャーなマストアプリケーション向けには公式アプリが提供済みですし、標準搭載されている「BlackBerry App World 2.0」からも、いろいろと好みに合わせてアプリの充実を図れそうです。あと米国で発売されたBlackBerry Torch 9800には、これとは別にAT&Tのオリジナルアプリストアまで用意されていますね。

リニューアル公開された標準装備の音楽プレイヤーも、なかなかいい感じですよ。アルバムアートのスワイプで選曲がスタートするカバーフロー風のインターフェースがカッコいいですね。いちいちケーブル接続でPCと同期しなくっても、Media Syncでワイヤレスに音楽ファイルが同期できちゃうのだって最高です。どうして他のiPhoneとかでは、いまだにこれができないのかなぁという気持ちにさせられるでしょうね...

あと最後になりましたけど、新しくWebKitベースのブラウザーへとバージョンアップされているのも非常に大きな魅力のポイントでしょう。インターネットの使用感は、これまでのどのBlackBerryのモデルと比較しても格段に向上したと述べたとしても過言ではないでしょうね。シンプルなスタートページには好感が持てますし、ピンチでズームアップしていくナビゲーションもクールで使いやすいですよ。

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いかがでしたか? あくまでも今回はファーストインプレッションのハンズオンレビューという視点でのレポートでしたので、BlackBerry 6の詳細な機能紹介や使い勝手のレビューなんかは、また別の機会に譲ることといたしまして、BlackBerry Torch 9800の魅力を中心にクローズアップしてみましたが、なかなか惹かれるモデルになっているのは間違いなさそうですよね。背面のラバー仕様も、簡単には滑り落としにくいように配慮されていますよ。

今回のRIMの打ち出した新たな方向性は、このところ同社が感じている危機感への取り組みの表われでもあります。たとえば、今月に入ってニールセンが発表した最新調査レポートによると、現在、iPhoneやAndroidを使っているユーザーの過半数が、今後も同じラインナップのスマートフォンを使い続けていきたいと考えているのに対して、驚くべきことに、BlackBerryユーザーの大半は、可能ならば、次に機種変更の機会が訪れたならば、すぐにでもiPhoneまたはAndroidに乗り換えたいと考えていることを明らかにしていますよ。ということは、このままだと、もうドンドンと今後もBlackBerryのシェア低下が止まらないことになっちゃいますよね...

このままではイケないと、まずは心機一転してビジネスユーザー以外にも魅力あふれるモデルを! そんな思いで投入されたBlackBerry Torch 9800。完全に過去との決別を示すような超革新的なBlackBerryとまではいきませんが、ちょっとBlackBerryの巻き返しにだって期待できそうな、面白い展開になってきましたね。なんかもう本当にスマートフォン市場がアツアツですね〜

matt buchanan(原文/湯木進悟)