石黒浩先生のつくるアンドロイド型メディアが放つ「マジでパない存在感」(動画あり)

人の顔をしたクリオネではありませんよ。

大阪大学ATR(国際電気通信基礎技術研究所)が発表した「テレノイドR1」という小型の遠隔操作型アンドロイドです。

テレノイドR1は身長80センチ、重さ5キロ。遠隔操作でロボットに乗り移ったかのように相手に話しかけることができる。パソコンを使いインターネット経由で首や手などの操作も可能。開発にあたった阪大の石黒浩教授は「テレビ電話と違って抱っこすることもでき、人の存在をあたかも目の前にいるかのように感じることができるはず」と話している。

つまりテレノイドは、操作者の言葉だけではなく、人の存在感までも遠隔地の相手へ伝達することを目指して開発された次世代型コミュニケーションメディアなわけです。

なるほど確かに、存在感パないっす。

実際に家庭へ導入されると次の動画のようなイメージになるそうです。

ずいぶんと滑舌の良いおじいさんですね。

って、そこはどうでもイイんです。

テレノイドはリビングにある他の家具との調和なんか気にせず、無邪気にシュールな存在感を放ちまくっていますね。その佇まいは、もはやホームロボットの域を超越して難解な芸術作品のようです。

ってか、壊れたりした時、処分するのに勇気がいりそうな気がします。ゴミ捨て場にこれが転がっている光景を想像すると。。

ところで、遠隔操作型アンドロイドと言えば、「ジェミノイド」が有名でしょう。

ジェミノイドは本人の持つ存在感を遠隔地から伝達することを目指してつくられたロボットです。

ジェミノイドを開発した大阪大学の石黒浩先生は2007年に米国の「生きている天才100人」調査で、日本人最高位の26位に選出されたこともある方。

そう、テレノイドも石黒先生が中心となり開発したロボットなんです。

ジェミノイドが特定の人物の存在感をコピーしていたのに対し、テレノイドは人間の見かけを構成する必要最小限の要素のみを備えることで、誰が操縦してもその人の存在感を演出できるようにデザインされたロボットだったんですね。

テレノイドの恐ろしいほどの存在感も、天才が、狙ってつくっているんですよ!

多分。

石黒先生は「人間のように人間と関われるアンドロイドを開発できれば、それはパソコンや携帯電話と並ぶコミュニケーション手段として必要不可欠になる」とおっしゃっています。

近い将来さらに研究が進んで、人と見分けがつかない程リアルなアンドロイドを新たなコミュニケーションメディアとして利用する日が来るのかも知れません。

新ロボットは"百面相" 阪大とATRが開発 [産経ニュース]

(鉄太郎)